日本国中、溜息のでるようなニュースばかりである。徳島県は、日常から他県との交流が少ないというか、観光客も普段は通り過ぎて行くような県のためか、コロナウイルスの侵入も少なくて、今のところは陽性患者さんはゼロである。県外に出ている学生さんなどが帰郷せず、帰ってこなければ、このままの状態が保てるのかもしれない。
こんな暢気なことは言っておれない話もある。私の身内では、出世頭かと思っている60そこそこの甥が癌に犯されて死期がせまっている。田舎に住んでいる病弱な母親は、TV電話で彼と話は出来たあと、会いに行くと言うのだが、周囲に止められてしまった。死んでもいいから会いに行くというが、母親一人の問題ではないと、止められている。助からない命なら、せめて大勢の方々に見送られて逝けるまで、生き伸びて欲しいものである。
世の中には、こんな話どころではない悲しい話が山ほど詰まっていることだろう。そうした方たちの溜息は、消す事は出来ぬまま、沈殿していくのだろう。一日も早く、何とかしてほしい。