昨日は朝から夜まで家を空け、大坂に行ってきました。『湖心』という俳句の同人誌の仲間が十数名集まってのお別れ会です。ご指導を受けていた主宰のS先生のご都合もあって、残念ですがもう終わりとなったのです。
同人誌としては、会員が少ないのですが、腕利きの県外の方も加わっての同人誌なので、集まりやすい大坂に集まりました。ご都合で、2・3の方が不参加でしたが、遠くは千葉、熊野と、ほとんどの方が参加できました。お世話くださった方にはご迷惑をおかけしてしまいましたが、忘れられない会となり、喜んでいます。
誌上では、大先輩の皆さんですが、お会いすると、それぞれの個性が光り輝いていて、魅力ある方たち。おまけにとても気さくにお話が出来るという、すばらしい方の集まりなので、ヒョコの私も喜んで参加させていただきました。
私は俳句歴が短いので、皆さんの何気もないお話の一つ一つが身体に沁み込んでいくので気分は最高でした。
幾つになっても、知らないこと、納得のいくことをお聞きするのは、わくわくです。主義などといったらおこがましいのですが、「死ぬまで学びたい」主義なんです。(笑)
そのわりには、遅々として上達しないのは、もうすでに、俳句や詩を創るアンテナもセンスも錆が回っているというか、鈍感になったというか、これは致し方ないと思っています。
しかし、錆も心地よい鑢をかけると、ちっとは落ちるらしく、俳句のいろはの『い』が解ったような気になれて、何も知らなかったときと違って、頂く句集も自分流に、楽しく読むことが出来るようになりました。
あとは、俳句を楽しむ心境で、自分流で作る、あるいは読むことができればいいなあと思っています。
たまに大都会に出て行くと、温泉につかり過ぎて湯あたりしたように、人あたりして疲れてしまいます。こういうのを『田舎者』というのだろうなあ・・・なんて思いながら、それでも何とか迷子にもならずに帰還しました。いや、8人もの仲間と行ったのですから、迷子になりたくてもならしてはくれませんが。
私のように日常は田んぼの畦に足をとめ、蛙に話しかけたりしている者には、あの巨大なコンクリートの建物の中を押したり突かれたりしながら迷いもせずに四方八方に動きまわっている群れは、頭の体操しているのと同じじゃないかしら、と思っちゃいました。
たまには、都会の空気も吸わないと……の思いでした。刺激を受ける、ということは必要なこととは知っていても、長くは健康によくないことも実感できます。
昨日くらいがちょうどよいのか、今日は朝寝坊ができました。体調は悪くはありません。きっと、『人あたり』を上回る素敵な方たちとの出会いがあったからと思います。