【あさいち】というTVで、【運】がどうこう放送していたので思い出したことを書いてみる。「運がよかった」「運が悪かった」といったことは、よくあることなので、私は運がいいとか悪いとかは、一概には言えないのだが、こと【籤運】は悪いなあと思っている。だから、宝くじなどは、買ったことがない。買わなきゃ当たらないよ、と言われるが、【籤運】だけは、たしかに好い人と悪い人があるのは、実感出来るからだ。
私の在所で、お祭りの日に、カラオケがあり、最後に集まった人たちに籤があって、5等までは、自転車とか、扇風機とかが当たる。
籤の時刻になると、在所以外の方まで集まるので、250人くらい集まる。以前在所の会計を10年ほどおおせつかっていたのだが、その時、籤を作っていた。その籤は、まったく不正は出来ないのに、毎年、その5等以内に入る方がいた。在所の方ではなく、町営住宅団地の方だった。近所だったので、あるとき、私が「籤を引く時、どんなこと考えて引いてるの?」と聞いたところ、『1等は当たりませんようにと願って引く』と言うのだ。ちょっと遠慮があったのだろう。すでに何度か1等を引いていたのだ。その時は、3等までは、他の方が当たったので、ああ、今年は当たらなかったと思っていたら、連れてきた子ども兄弟が、4等と5等を引いた。(笑)
私の忘れられない悔しさは、戦後の学生時代、女子学生に、当時高くて手が出なかった紺のサージが格安で手に入ることになった。それで皆制服?のスーツをつくるのだ。嬉しかった。しかし、その数が2枚足りなくて、籤を引いたところ、私は外れた。皆が紺の上下揃ったスーツを着ていたが、私は、ドンゴロスのような生地の上着しか着れなかった。
ビンゴゲームは、何度もしたことがあるが、毎回最後まで残ったし、反対に、当たった人から、外れて行くというゲームになった途端に、一番に出来あがったことがある。
また、年末にちょっと大きな買い物をして、デパートで抽選券を15枚もいただいて、コロコロと回して抽選をしたところ、全部白い球が出て、ティシュ15個いただいた。係の方が、『あらあら、残念ですねえ』と。最近は、抽選券や補助券を頂いても、わざわざ並んで抽選場に行くことはしない。
あ、そうそう。籤運だけでなく、金運の悪いことも、実感している。よく当たると言われていた手相見さん(素人さんだが)に、『あんたは、一生食うには困らないけど、お金は貯まらないなあ』と言われた。「私はそんなにお金使いは荒くないけど」というと、『荒くても貯まる人は貯まるし、しまつにしても貯まらない人は貯まらない』と。そのとおりだ。ほんとによく当てる方だった。(笑)