2013年12月31日火曜日

大つごもりだよ


今年最後となりました。いつもと同じような大つごもりの一日でした。朝6時起床・身繕いをして、朝食の用意、食後の雑用(後始末や洗濯)そして30分の昇降台の運動。

そのあと、お節の用意にとりかかりました。
私と息子一家は、年末年始は、一緒にいたしますので、お節は手分けをして作ります。私は、主に野菜類の担当。昨年同様12種類の煮物などを作りました。
大体仕上がってから、台所、その他の片付けなどをして、磨くところは磨き、一応、なんとかお正月を迎える準備が出来ました。と言いましても、特別美しくなってはいませんが……。()

夕食の準備ができたの報せで母屋に出向き、家族5人が揃って年越し蕎麦を頂きながら、おしゃべり。715分からの紅白を見、8時からは、チャンネルを変えて、恒例のNHKの第九の演奏を家族でみて、帰ってきました。

朝から立ち仕事ばかりしていて疲れたものですから、横になり、再びTVを付けてはみたものの、そのままうとうとしていました。

慌てて起きて、今年一年の家計簿のまとめやら、お年玉などの準備。そしてブログを開きました。

今年一年が、とても早かったのは、いつもと同じですが、何とか繕いながらも大病もなく有難いことでした。何よりも嬉しいのは、幸せに感謝しながら毎日を過ごしてきたことです。「したいことを楽しみながら出来た」こと、しかも自分のためにしていることが、少しでも誰かのために役だっていたら、こんな嬉しいしいことはありません。

私に関わってくださった方々、どうもありがとうございました。そして、このブログを読んでくださった方々、本当にありがとうございました。皆さまの励ましに、続けられたことを感謝いたしております。これからも、よろしくお願いいたします。

世の中は、不安なことが一杯ですが、それでもこの国は、いい国、世界に誇れる国と思っております。市民のほとんどの方たちが、寒い冬でも、暖かな部屋で、暖かい食事が出来るのです。

私もまだしばらくは、自立した暮らしができそうです。無理せず楽せずを心がけながら、いい味の人生をおくれたらと、思っております。よろしくお願い申し上げます。

2013年12月30日月曜日

味のいい暮らし

ブログの調子が悪くて、28日に挙げたつもりのこの文章が、挙がっていなかったようなので、内容がずれていますが、一応上げて置きます。

カーテン開けると雪だった。音もなく降るものだから驚かされる。庭木には、まだら模様に白い点。綿帽子のようなカンムリを載せた小さな紫陽花。おそるおそる窓を開ける。寒くはない。雨と違って、雪の降る景色はちょっぴり暖かい気分にするものがある。
でも、すぐに消えてしまいそうだ。ちょっと「真冬ですよ」と、ご挨拶ていどの雪のお出ましだ。


案の定、朝食の準備を終えるころには、雪の姿は消えていた。風が強く吹いている。ぐっと寒くなった。日は眩くて照ってはいても、【旅人のマント】を脱がすことはできそうにない。

指を折って数えてみた。あと4回の夜を過ごすと新年だ。昔流の数え年でいうと、私は84歳が終わろうとしている。とっくの昔に、平均寿命過ぎているはず。ま、今は、平均寿命の延長で、まだ先になるが、それでも人生の底板が見えている。そうなると、何となく、老いを跳ね除けて、心豊かに楽しく元気に過ごしたい、という思いが強くなってくるものだ。やはり平凡な者は、【長さより質】なんて言いながらも、長生きしたいものなんだ。(笑)

「年を寄せるって、マイナスがほとんどの世界。いいことなんか一つもない」とぼやいている方がおられるが、こんな考えをいつも抱え込んでいては、老後はつまらないものになるだろう。やはり、『老い』と、仲良く付き合っていくことこそが大切だろう。

「毎日がとても幸せだわ。若い時の苦労のおかげだわ」と、いつもありがたがっている方がおられるが、特にいい暮らしをしているわけではない。足腰が痛いので医者通いもしておられるし、贅沢の出来るほど、年金があるわけでもない。でも満足しておられるし前向きだ。こうした生き方は、【味のいい暮らし方】というのだろう。

 こういう方は、最近は大勢いらっしゃるようだ。年齢の壁は、至る所でほころびて、もう「年がいもない」とか、「いい年をして」などということばは聞かれなくなってきた。死語に近くなっている。服装なども、娘の洋服を着ていても、そんなに違和感がないし、むしろ、どんどんと若い人たちを真似ていく傾向がある。間違いなく、気が若くなってきたのだ。いいことだと思う。その気になれば、新しいことを学ぶこともできるし、成長していくこともできるのだから……。

 
ただ、何をするにも、心身ともに元気でないと出来ないのは昔と同じで、健康でこそ、色々なことにチャレンジ出来るのは、いつの時代も、どこの国も同じだろう。

その命綱である食べ物と運動、休養に気を付けながら、一日一日を、味のいい暮らしをしていくことができれば、若い時には味わえなかった幸せがあると思っている。

来年も、そうした気持ちのまま、歩めたらいいと願っています。

 

2013年12月27日金曜日

増える老人の……


知人から、新聞紙に包んだ、みずみずしい青梗菜(チンゲン菜)を頂いた。その新聞紙は、ちょっと古いものだが、ある女性が、ストーカー事件で殺されたことがきっかけで調査された、ストーカー被害の調査結果が載っている。

増加傾向にあるストーカー被害の中でも、60歳以上の加害者が急増していることが、警察庁への取材でわかったと。

【60歳以上のストーカー、10年で3・8倍に】加害者の大半は男性で、1050歳代の各増加率は昨年までの10年間で1.5~2倍だが、60歳以上は3.8倍。専門家は妻との死別や離婚で独り身になった男性が、年下の女性に執拗に交際を迫るケースが目立つという。「背景に高齢者の社会での孤立化があり、対策が急務だ」と指摘している。

そういえば、新聞などで、こうしたストーカー事件の犯人が、70歳だの、80歳だのと、高齢の男性が登場していた事件は、何度も目にしたように思う。
ストーカーだけではない。老人の万引きも増えているというし、コソ泥も多くなったという記事もある。

そうした原因を、単なる貧困ということではなく、孤立・孤独・家庭内での孤立ということが大きな原因と言われている。
そうした犯罪に走る老人のほとんどは、人、地域と触れあう機会が乏しく、しかも会社でも家庭でも、男性優位の生活をしてきたことも、見逃せないようだ。

特にストーカなどは、老い先短い、と悲観的になり、自暴自棄になったり、独善的になったりして、【青春をもう一度】なんて勝手に相手の気持ちなど無視して、ひつこく電話したり、アトをつけたりするのだろう。

もう、このように重症になると手遅れだ。退職したら、すぐにでも社会との関わりを作るとか、趣味のグループに入るとか、したのがいいと思う。その点、女性は賢い。ストーカーなど、滅多にないし、万引きも、ぐっと少ないはずだ。暮らしは、むしろ、女性の方が厳しいと思う。でも、老後を楽しむ術を心得ている方が多い。

まだ、妻が元気なうちはいい。妻に先立たれてからでは遅い。妻に先立たれて後、羽を伸ばすのはいいが、ストーカーでは、情けない。しっかりと、社会的にも、自立していけるように、太い絆を作っていく努力をしなくてはならないと思う。

余談になるが、退職なさる男性にお薦めしたい。【家庭料理】の学校にでも入って、料理を作ることを習って楽しまれたらどうだろう。ぬれ落ち葉などと言われたり、3度の食事作りが面倒、などと嫌われることを考えたら、重たい腰も上がるというもの。外に出る機会も増えるし、仲間も出来るし、奥様には喜ばれるし、いいことばかりと思いますがねえ。(^^


 

2013年12月26日木曜日

水で……


朝から、雨が降ったりやんだり。太陽が顔を見せぬまま、日が暮れそうだ。身体の調子も、お天気同様によくない。寒さも手伝ってか、何をする気にもならない。最低の食事と洗濯はしたけれど、はっきり言えば、脳が働かないのだ。ぼんやりとTVの前で面白くもない番組のチャンネルをつけたまま、動くこともせず、すくんでいた。こんなことで1日が暮れては勿体ないと、立ちあがっては、トイレに入る。出てくると、またしんどくなって座り込む。

昨夜、読んでいたある冊子に、簡単な動きで脳の機能を高めよう」というのを読もうと思ったのに読めなかったことを思い出す。

のっそりと立ち上がり、寝間の枕元の冊子を取りに行く。「誰でも、調子のいい時もあれば、悪い時もある。簡単な身体の動きで、調子がいいと感じるための脳トレを紹介する」とある。早速、実行してみようと、目を凝らす。

活力を生む基本① 水「水を飲むことで、脳の働きがよくなる」水を少しずつ飲む、とある。
さっそく、コップ1杯の水をゆっくりと飲む。ああ目が覚めたような気分。えっ?水1杯で?なんて思ったが、そういえば、朝食はしたけれど、しんどくて、しぶしぶパン1切れと野菜ジュースコップ半分と2個の卵の目玉焼き。お茶も水も飲んでいなかったなあ。昼も何も作りたくなくて、冷凍のおにぎり1個をチン、昨夜の残りの野菜の煮つけ(蓮根、ニンジン、かぼちゃ)水分はなし。

どうも、活力を生むという水分の不足かもしれないなあ、と、もう1杯の水を飲む。
飲み終わると、自然に机の前に座っている。(笑)

あとを読むこともせずに、パソコンを開いて、ブログを書き始める。

何とか、ここまで書いてホッ。少し調子がよくなったのか、今から、夜の食事の材料を何か買ってこようか、という気になる。

やったぜ!! 2杯のコップ水は、活力を与えてくれた!!……。

(但し、いつまでもつかな?)

2013年12月25日水曜日

クリスマス


今日はクリスマス。今朝は、嬉しいプレゼントがサンタさんから届いた子どもさんも、大勢いらっしゃったことでしょう。
また、反対にサンタさんとは、ご縁のない子どもさんもいたことと思います。

以前もちょっと書いた記憶がありますが、昔、こんな子どもの作文を目にしたことがあります。「私は、お母さんに、クリスマスのプレゼント買って、と言うと、【うちにはボーナスがないから、買えない】と言いました。私は、それならうちも、ボーナスを買っておけばいいのにと思いました」と。私も、買えるものなら、探してでも、ボーナスを買いに行きたいものです。(笑)

クリスマスのプレゼントを子どもに与えても、クリスマスが、キリストの降誕をお祝いする日、ということを子どもに教える親は、少ない気がします。無理もありません。仏壇を拝んだり、神棚を拝む習慣はあっても、教会にいくといった習慣のない家庭がほとんどです。
日本の殆どの市民は、宗教を何でも取り入れて、それぞれの行事には参加しても、どれもそんなに深くは信仰していない方がほとんどです。人生最後の儀式だけは、仏教で、という方の多い国です。
何となく不思議な国ですが、それでも日本人は、人情にも厚く、道徳的にも、心情的にも、世界に劣っているとは思いませんから、それはそれでいいのだろうと思っています。

年の瀬の厳しさは、寒さだけではないようです。ものいりの多い12月です。残りのお金を数えながら、「年が越せるかどうか」と、心細い方も大勢おられることでしょう。貧富の差が大きくなっている昨今です。罪のない子どもたちが、寂しいクリスマス、お正月を過ごすのは可哀想なことだと思ったりもします。

でも、よく考えてみますと、世の中には、貧しい子ども時代の淋しさや、悔しさをバネにして、強く、たくましく生きてきた人たちも、多いはずです。やたらに、手を差し伸べるだけが、その子のためになるとも思われません。強い、逞しい子になってほしいものです。

 

 

2013年12月24日火曜日

弾丸


弾丸という兵器は、人殺しの兵器である。

安倍政権は、とうとう、弾丸1万発を南スーダンの戦地へ送るという憲法違反をすることになった。

不思議なことに、こうしたことをやらかしたというのに、NHKニュースでは、それに反対する野党の言い分を一向に放映しない。ということは、野党も「仕方ない」と、同調しているのか、と思ってしまう。

そんなことはないはずだ。護憲、護憲と言っている議員が、黙っているはずがない。マスコミは政府の意をくんでのことか、または、言い含められているのか、いずれにしても、この件についてのマスコミの態度は、おかしい。

安倍政権は、【今回は特例だ】を繰り返す。【特例・特別】をつければ、何をやってもいいということらしい。特別をつければバカも利口になるのだ。こうした言葉は、憲法違反になるようなものにつけてはいけないことぐらい、分からないはずはない。

官僚・財界・メディアとがっぷりと組んでいる自民・安倍政権は、もう、怖いものなしなのか?

考えてみると、そうでもなさそうだ。支持率が下がったと知るや、ぺこりと謝るという臆病なところもあるのは、先日の特定秘密法強行のあとに見せている。

やはり、国民の声である。これは、平和を愛し、戦争は絶対反対と思う国民が、声を大にして、人殺しの手伝いはいけないこと、武器の輸出は憲法違反、と叫ばねばいけないと思うのだが……。

 

2013年12月23日月曜日

かぼちゃ


昨日は冬至。明日はクリスマスイブ。いよいよ年の瀬。心忙しい年の瀬です。

冬至といえば、やはり柚子湯に入って温まり、かぼちゃを食べて、風邪などひかないように、ということになります。

昔からの風習も、今ふうに解釈しますと、緑黄色野菜の少ないこの時期に、カロチンやビタミンの多いかぼちゃを頂くというのは、先人の知恵だったと思われます。

かぼちゃの好きな私は、食べない日が少ないと思うほど、食べています。この頃はマーケットには、かぼちゃを半分または四つ切にして売っていますから、四つ切を買って炊きますと、3日くらい食べられます。北海道産の栗かぼちゃと書いてあっても、ほんとにほくほくの美味しいかぼちゃには、なかなか出合えないのですが、ときには、「○○さんちのかぼちゃ」なんて書いてある、ちょっと値段のいいかぼちゃを売っていることがあって、それを買いますと、いい味に出合うこともあります。

私の住んでいた頃の北海道では、冬至のころになると秋野菜の収穫も終わって、食べられる野菜もほとんどなくなっていました。そこで元気に冬を越せるようにと願いを込め、栄養もあって保存もきくかぼちゃは特別に大切にして、どの家でも何十個も沢山買いこんで【むろ】という家の床下の食糧庫のようなところに入れて食べていました。
学校では、子どもたちが黄色くなった掌を見せあって、色の濃さを競い合ったものです。何しろ駄菓子以外、高級なお菓子など、滅多に口に入らなかったものですから、おやつのかぼちゃは、お菓子以上に美味しかったものです。

四国に帰ってから、しばらくは、戦中戦後の食糧難時代でした。そんなとき、かぼちゃを庭の隅につくったりしたものですが、とうじのかぼちゃは、北海道のとは、まったく味も形もちがったものでした。同じかぼちゃなのに、どうしてこんなに水っぽく、美味しくないのかと、驚いたものです。それでも、代用食で、ご飯のかわりに、食べさせられたのは、苦い経験でした。

今は、品種改良されていて、味もよくなっていますが、それでも、北海道の栗かぼちゃにはかなわないようです。

デパートで、時々、北海道物産展など、ありますが、ケーキだの、蟹など、あまり欲しいとは思いませんが、「かぼちゃを買いに行きたい」と思うことはよくあります。行ってもかぼちゃなどなかったりすることが多いのですが、それでもよく行きます。

「北海道」と聞いただけで、血がさわぐ。(笑)トシ寄せてからは、益々故郷はいいものになってきますね。

 

2013年12月22日日曜日

肩すかし


昨日は、どうしたわけか、夕方から、あれ、ヘンだぞ、あれ、あれ、と思う間に左肩が激痛に襲われました。手がまったく上に上がらない状態になってしまいました。
それでも、片手でなんとか用事をしたりしていましたが、ますます痛くなるので、「これは困ったなあ。よくあるなんとか肩(50肩とか)という、治るのに手間のかかる病になったのかなあ、毎日こんな調子では、大変だ」と思い気分が滅入りました。

思案の末、10キロくらい離れた上板町にある吉野川温泉というお風呂へ行って、ゆっくりと身体を温めてみようと思い、出掛けました。
車のハンドルが下部しか持てないので、片手運転のようなかっこうですが、何とか無事に着きました。着いても服がなかなか脱げなくて、やっとのこと、裸になったのですが、タオルが絞れません。でもお湯の中では、肩は少しはましになり、手も少しは動くので、しっかりと温まって帰りました。

帰ってすぐに服も着替えずに床にはいりましたが、8時からは、なかなか眠れません。傷みもさほど変わらず傷むので、朝までに、2時間おき位に目がさめては、トイレに行きました。

それでも、朝の6時に起きたときは、手が首まで上がるようになっていて、着替えも少しは楽に出来ました。

そして午後からの予約のパーマも予定していたお見舞いにもいくことができました。

今は、左手は机の上にのせているのですが、肩が少し痛む程度でパソコンもいじれます。

やれやれ、昨日の痛みは、何だったのかと、不思議です。まるで肩すかしです。

昔から、肩の痛みは、3日、治らねば3週間、それでも治らなければ、3か月、それもだめなら3年。とか言われていますが、今回の私の肩は、3日で完治しそうです。(笑)

 

 

2013年12月20日金曜日

ニュースを聞いて……


朝から、霙まじりの雨が降ったり止んだりの寒い日です。窓から見える阿讃山脈が点々と白い斑模様の衣を着て寒そうです。

TVニュースは、猪瀬知事の辞任やら、後任の知事候補は?といったようなニュースで賑わっています。

猪瀬知事は、よくないことをしているのですから、庇う気持ちは更々ないのですが、今までにも、徳州会から、お金を頂いて口に蓋をしていた議員さんがいるらしいのに、あまり騒がれなかったし、悪にも段階があって、大悪人中悪人小悪人というふうに分けてみると、そんなに大罪を犯したとも思えないのに、毎日毎日、バッシングを受けていました。国民に、いやでも猪瀬は悪人という印象を植えつけてしまったようです。そういう意味で、何となく同情したい気持ちになってしまいました。

もしこれが、ある評論家の言うように、安倍さんが仕組んだ罠だとすれば、大悪人は安倍さんということになるはずです。

ま、そこまで安倍さんは、悪人ではないと思うのですが。

話は変わりますが、あと10日ほどで今年は終わりです。年内にしておかなければならないことを書き出して見ますと、意外にたくさんあり、これは、計画的にやらなければ、来年に持ち込みそうだと、さっそく、計画表を作ることにしました。

年ごとに仕事が遅くなってくるので、ますます計画することが、大切になってきました。

31日の大つごもりには、にこにこと年越しそばをいただけますよう、頑張ります。(^^

2013年12月19日木曜日

劇団四季


昨夜、徳島文化センターで、劇団四季60周年記念【SONG&DANCE60】という華麗なるミュージカルの祭典を観てきました。やはり、劇団専用劇場を8つも持つという四季(会社)ほどの大きな劇団ともなりますと、歌っても踊っても、人々を感動させ、喜ばせることが出来るものです。8000円の値打ちはあったと、満足して帰ってきました。

マイクを握ってひとり歌うような、スターもいたり、皆と一緒に仲間の一人として歌って踊っての若者もいたり、何処の世界も、格差社会ですが、こうした実力のモノを言う世界というのは、本人のたゆまぬ努力と、素質、そして人間関係がたいへんな社会であることは、想像できます。しかも、入団試験(オーディション)は、かなりの競争率です。歌が少々上手い、ダンスが好き、といった程度ではなかなか受かりません。受かってからもすぐに俳優になれるわけではありません。多種多様なレッスンが待ち受けています。歌うことが専門で入っている子が、喉を痛めて参加できないということになれば、止めざるを得ない社会。絶えずといっていいくらい、入れ替わりも激しい社会でもあります。

劇団四季に限らず、何であれ、自分の目指すものに向かって努力と辛抱をやり続けることが、なによりも大切なのでしょう。

自分に向いていない、と早々と目標を転換することも大切な半面、諦めない、ということが、成功への道ということで、これがまた、大変なことです。僅かの月給での生活を続けることが出来るかどうか、親の裕福な人たちばかりではありません。親の仕送りはあてにせず、アルバイトをしながら、夢にむかって頑張っている若者たちがたくさんいる世界です。芸人にしろ、音楽家にしろ、道を究めるということは、先の見えにくい不安との闘いでもあります。

昨夜は総勢245人の俳優さん全員が、出口に並んで観客ひとりひとりと握手をかわしながら、「ありがとうございました」と、ご挨拶なさっていました。私もしわくちゃの手で、みなさんと握手をして出ていきました。

舞台にはまだ加わることのできない大勢の修行中の若者のことをも応援したくなった、夕べの劇団四季の公演でした。

 

2013年12月18日水曜日

紅白歌合戦


紅白歌合戦に出場する歌手と曲名が発表されました。

何年も前から、この番組には興味のなくなった私ですが、一応、どんな歌手が出るのかと、見てみましたが、最多出場歌手の北島三郎さん等、古くから出ておられる方たちは、知っていますが、その他の若い方や、横文字のグループなどは、名も顔も、曲も知らないのですから、興味のわきようがありません。最初にちょっと覗く程度です。

ま、歌えなくても、分からなくても、リズムに乗って肩をゆすったりして楽しんだ時代もありましたが、もうそんなこともしなくなりました。

私のように、戦中に音楽教育を受けた者は、文部省唱歌と軍歌で大きくなりました。音楽の授業といえば、専任の音楽の先生が教えてくださるわけではありません。担任が男の先生の場合は、他のクラスの女の先生と交換授業のようにして、教えてくださいました。
しかし、頼りないものです。伴奏も間違うし、模範に歌ってくださるのはまれでした。私の通っていた学校は、かなり大きく、一学年に6クラスもありましたから、中には、音楽の得意な先生もいらっしゃいましたが、それでも、今のように、名曲鑑賞があったり、綺麗な画像に歌が流れるような、DVDがあったわけではありませんし、ハホト、ハヘイ、といったような和音を聞いて、B29だの、艦載機、なんて言って、敵機の種類を当てるといったような音楽教育ですから、問題にもなりません。
むろん、そんな授業を受けたって、当たるはずもありませんが。(ただ、私の年代の方であっても、音楽の才能のある方は、別でして、けっこう難解な歌を歌っておられます……)

それにくらべますと、今の若者たちは、母親のおなかの中で、すでに音感教育がはじまっています。幼い時から、けっこう難しいリズムに乗って歌います。本当に羨ましいです。
私の実感としましては、音楽と英語は、出遅れますと、追いつくのは無理。(;;)

自分の音楽の才のないことを、学校教育のせいにしては、いけませんね。ふふふっ。

さて今年は、30分も観ておれるかな?  NHKさん、すみませんね。そのあとは、NHKオンデマンドで、好きなものをみま――す
 

2013年12月17日火曜日

怖い国


えーっ、と驚きの声がでてしまいました。北朝鮮で事実上のナンバー2だったチャン・ソンテク氏が粛清され、死刑が確定されるや、ただちにその日のうちに処刑されたというニュース。

今時、こんな国があることに、驚きです。

新聞などでは、これから朝鮮半島情勢がいっきに流動化する恐れもあるとして、各国は警戒を強めている、とありましたが、こういうことを平気で行い、世界に発表するのですから、この国のナンバー1の人物の知性、教養、人格は、狂人に近いように思います。

チャン氏が失脚したのではないかという情報が出始めてから、処刑されるまで、わずか4日ほどです。

北朝鮮という国家は、人道的には、野蛮な国なので、今までも幹部がちょっとしたことで更迭されたり解任されたりすることは、珍しいことではなかったでしょうが、ただ今回は、チャン氏が「軍を巻き込んでクーデターを起こし、政権を奪取しようとした、クーデターの対象はキム・ジョンウン第一書記だった」としています。

こうした企てが、あったにしても、即銃殺などということは、文明国ではありえないことです。しかも、自分の身内であるチャン氏。これが何かの間違い、あるいはだれかの陥れであったら、どうなることか。考えただけでも、ぞーっとします。

「反逆」「背信」「売国」など、ありとあらゆることばを使ってチャン氏を糾弾しているのは、それだけ強いショックを受けたか、見せしめかのどちらかでしょう。

おまけに、これからは、「チャン一味」という表現で、チャン氏やその側近にだけではなく、末端に至るまで、これから大規模な粛清が行われる可能性が高いとか言われています。大勢の人達が、ひどい目に会うのかもしれません。大勢の脱北者が出るかもしれないと、新聞にありましたが、背をむければ、背中から弾を撃ち込まれる可能性は十分にある、怖い国です。

よその国の出来事なので、私たちはただハラをたてたり、怒こったりしているだけですが、昔は、日本の国も、軍隊というものには逆らうことはできませんでした。上官から、国のために死ねと言われ、特攻隊という名のもとに死にに行きました。軍隊がイヤで脱走すれば、死刑ということも言われていました。そんな怖い時代もあったのです。

今の日本は、そんな怖い国になることはあり得ないと思っています。平和憲法を守ってさえいれば……のはなしですが。

2013年12月16日月曜日

失敗 (^^::


昨日、演劇塾の先生が、わざわざお電話をくださって、「16日午前059分から、四国放送TV【ドキュメント13】で、高齢者の犯罪や、その背景をあぶりだす放送があるので、深夜ですが、見て置いてほしい」とおっしゃったので、「ぜひみておきます」と申し上げました。
時間的にも、あとからのためにも録画がいいと思って録画をしておきました。
 
朝、一番にそれを観ようと録画を再生しはじめたところに、Sさんから電話がかかってきました。「昨日先生に、録画を頼まれていたのに、録画ができていないのよ。ゴマメさん、していない?」と。私はすぐに「しています。今、観はじめたところ」と。「ああよかった。助かったわ」と嬉しそうな声。

しかし、再び録画を再生しはじめますと、3分過ぎても、コマーシャルではなさそうな、ヘンな番組が流れます。やっと気が付きました。時間帯を間違って録画しているのです。

慌てました。録画は頼まれてはいませんでしたが、観て置くように、とのことでしたので、老人問題のことを劇にしていく上での参考資料となるものと思いますから、観なくてはなりません。
録画の時間を間違うなんて、とうとう私もヤキがまわってきました。

さっそくSさんに電話をして、理由を話し、なんとか四国放送の方にでも頼んで録画しますからと、お伝えしました。

さて、どなたに、どうお願いしたものかと知人に相談しておりますと、Sさんから再び電話があり、「先生、私だけでは頼りないと思ったのか、Hさんにも頼んであったので、Hさんの奥さんがしてくれてあったわ。先生の勝ちじゃ。ほっほっほ」で解決でした。私も後で見せていただくつもりです。()

こんなときはしみじみと「トシはとりたくないねえ」であります。

2013年12月15日日曜日

いじめ


学校でのいじめが問題になっていますが、ことし3月までの一年間に、全国の小中学校と高校でのいじめの件数が、発表されています。文部科学省の調査でわかったのが、19万8千件あまりということで、調査開始以来最も多かったということです。

これは、いじめそのものが増えたというより、学校が確認した件数が増えたということで、以前の大津の中学生がいじめを苦に自殺したことが社会問題になったのを受けて、当時の文部科学大臣が「いじめの問題を学校で抱え込まずに報告するように」求めたことをきっかけに学校にとどまっていたいじめが報告されるようになったものとみられています。

振り返ってみますと、いじめは、昔からありました。

当時、国民学校と言っていましたが、5年生のとき、何かのきっかけで、A子さんが、B子さんに、ひどく意地悪をしはじめたのです。ちょうど私の前の席に、A子さんとB子さんが並んで座っていいたので、私には、いじめているのが、よく解りました。Bさんが、可哀想に思いながらも、何も言えなかったことを思い出しています。
でも、1か月くらいたったとき、二人は仲直りしていました。今の子ども達のように、何人もで一人を虐めるようなことはなかったし、仲直りも出来ていたように思います。

そういえば女学生のときは、ちょっとしたいじめに遭いました。転校して美馬高女に通学していました。近くの一級下のK子さんとふたりが、いつもさそいあっていっしょに通っていました。
吉野川の北地には女学校がなく、渡し船で川を渡っての通学でした。一緒の渡船を渡る女学生は、美馬高女の生徒と、名西高女の生徒がおりました。学校に格差があったかどうかは分かりませんが、前を歩いている私等に、いつも後ろから、45人かたまっている名西組のMさんが「美馬の学校アホ学校」と、節をつけて、歌うように叫ぶのです。(笑)
私の連れのKちゃんは、「あんなアホのおる学校こそアホ学校やな。相手にせんとこな」といいながらも、すごくハラをたてていたようです。

そして一年後、川北の女学生が、新しく出来た阿波高等女学校の4年生になったのです。むろん、ひとクラスしかありませんから、虐めた子も、いじめられた私も、同じクラスとなりました。
しばらくは、Mさんとは、口をきいていませんでしたが、ある日、「ゴマメちゃん、これ食べたことあるで?」とかなんとか声をかけてきました。(笑)私は、何事もなかったように答え、それからは、普通にお付き合いしています。Mちゃんは、特別な子でも意地悪な子でもありません。(Kちゃんは、よほど悔しかったのか、今も「あの子だけはゆるせない」と言ってますが。(笑)

……といったように、私達の子ども時代のいじめは、死ぬの生きるのというようなものではなかったように記憶しています。
今と昔、どこがどう違うのか、よくは分かりませんが、多分、子ども時代の過ごし方や、遊び方の違いではないかとも思うのですが……、どちらにしましても、子どもの自殺だけは、胸が痛みます。何とかくい止めていただきたいものです。

2013年12月14日土曜日

昇降台


足腰の弱い私なので、筋肉を鍛えなくてはと思って昇降台で30分ほど上がり降りをしている。続ければよいのだが、昇降台を買ってから何年にもなるのだが、夏場はほとんどしていない。暑い時の運動は、しんどくて、かえってよくないと思って休むのだが、ほんとうは、続けてしたのがよいにきまっている。それに代わって、散歩をしようと思っているのだが、散歩も、毎日は続かない。

この頃のように寒くなると、昇降台は15分もすると、身体があたたまってきて、30分が終わるころは、汗ばんでくる。有酸素運動である。散歩では、なかなか有酸素運動ほど、さっさとは歩けない。転んでは大変と思っているので無理だ。

台の昇降は、朝の715分から、45分までの30分と、決めている。この時間に、NHKのBS放送で朝ドラが2本かかっている。以前の再放送と、今年の【ごちそうさん】の2本を見ながらトントンと台を上がったり降りたりしている。

私もそうなのだが、続けるということは、何であれ難しいことだけれど、朝ドラを毎日見続ける、というようなことは、そんなに努力が必要ではないので、それを見ながら……ということなので続けられるのかもしれない。

私のお節介なくせなのだが、自分が始めて「いいな」と思うと、友達にも薦めるのだが、せっかく昇降台を買っても、1週間もつかったかどうか、すぐに玄関のところに据え付けて、「おかげで上がりやすくなつた」とおっしゃる方もいる。(笑)

ご近所の助け合いじゃないけれど、みんなで頑張ろうよ、と言いたいのだが、ほんとに続けることは難しい年頃になってきた。

2013年12月13日金曜日

夫婦


今日は、亡くなられたAさんの葬儀でした。棺が出られたあと、お連れ合いのBさんにお会いして、お慰めのことばを、と思って探しましたが、見当たらず、棺といっしょに車に乗られて火葬場に行きましたとのことでした。
 
いっしょに車できた近所の方と4人で、行くべきか、残るべきかを、話ながら帰ったのですが、私の場合は、連れ合いは残るものだと聞かされて残っていたのですが、理由は聞いたわけではありません。
 
しかし、何度か身内の火葬に行って、あの釜に火を入れた時のごーっという音や、骨だけになった姿を見るのは、とても辛いことなので、行くべきではないのだろうと思っていました。
 
またあるとき、ある方が、「火葬場に行くと、連れていかれるから、残るんよ」と、言われました。しかし「連れていって」と叫んでも、「いやだよ」と言われる方もいるでしょうけど。(笑)

火葬場には行くべきという説の理由は、「連れ合いは、最後の最後まで、お見送りをするのが当たり前」ということです。また、「わずかな骨と灰になってしまった連れ合いの姿を見ると、諦めがつく」ということもあるでしょう。

新説をききました。「残っているのは、火葬場まで行きよったら、再婚できなくなるので残る」という説。しかし、残っていると、「あの人は、再婚しようと思ってるわと、陰口をたたかれるから行く」と。へえーっと笑ってしまいました。

色々と理由があるようですが、その地方によっても、また、宗派によっても、そして、ご本人の考えによっても、違ってくるのでしょうし、当然のことながら、それは自由であっていいはずです。

私は、もう18年も昔になりますが、玄関先で、息子の手から、小さな骨壷に入った夫を抱いた時の、何とも言いようのない、ことばには言い表せない気持ちと涙を、今も忘れられません。そして、火葬場には行かなかったことを後悔はしていません。

 

2013年12月12日木曜日

たらいうどん


女学生時代の同級生が、車に乗れないので、御所のたらいうどんでも食べに行きたいけど、遠くて行けないので、いつか連れて行ってと頼まれていたのですが、なかなか行く機会がなく、やつと今日、行く約束をしてありました。
昨日、近所のAさんがとうとう亡くなられて、今夜はお通夜なのですが、皆さんとの約束なので、頼まれていた3人を迎えに行き、目的地へ向かいました。

もう、外は冷たい風の吹く冬らしい天候ですが、よい天気なので、気持ちのよいドライブになりました。ちょうどお昼前、到着しました。

たらいうどんというのは、たらいに似た桶に、茹で汁と、うどんが入っていて、薬味の入っただし汁にうどんをつけてすすりこむのですが、うどん好きには、とても好まれています。大勢の家族連れなどは、大きなたらいに、家族みんなのうどんを入れてあったりするのも面白い風情です。

先日、日本の和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたばかりですが、こうした素朴なものも、そのひとつなのでしょう。京都などの、高級和食のように、綺麗な焼き物の器に色美しく盛った料理も、素朴なたらいに昔ながらのうどん、というのも同じように日本の文化でしょうから。

何年も前になりますが、家族でたらいうどんを食べにいったとき、横にすわった大家族が、大きなたらいでのうどんを注文しました。出てきたたらいうどんをみていた孫は、とても珍しそうに、隣のたらいを覗きこんでいました。

それからしばらくして、TVで、赤ちゃんに産湯をつかわせるシーンが写ったとき、大きな声で「あれーっ。あの子、たらいうどんの入れ物で、からだ洗ってもらっている」と叫びました。おかしくて笑ってしまったのですが、無理もありません。洗濯や、赤ちゃんの産湯等に使う本物の盥などは、見たこともないのですから。(笑)

そんな昔話などしながら、おしゃべりの花を咲かせた半日でした。

2013年12月11日水曜日

驚くアルバイト


都会に住む一部の高校生に限られているとは思うのだが、昔人間の私などは、びっくり仰天ものである。

【JKお散歩】という女子高校生(JK)のアルバイトが、増えているという。

女子高生が客から料金をもらい、カラオケやレストラン、遊園地でデートするサービスという。

それ以前には、JKリフレというアルバイトがあり、制服姿の少女が個室で男の客の手足をもんだりするもので、これは、18歳未満の少女には有害な仕事ということで、警視庁が取り締まりを強化した今年の始めころから、代りにお散歩が増加しはじめたらしい。

警視庁JKお散歩も性被害や児童買春の温床になる可能性があるとみているらしいが、JKリフレと違って、少女が店内で客と2人きりになることが少なく、体に触れることを店側が禁じているため、有害な仕事とは言えず、取り締まる条例も法律もないので、禁止することが出来ないのが現状とか。

親は、我が子がこうしたアルバイトをしているのを目撃したり知ったりしたら、どんなに思うのだろうか、とまずは親ごさんの気持ちを考えてしまうのだ。

親からお小遣いは、もらっているだろうが、欲しい物がわんさとある時代なので、こうしたアルバイトに、飛び付く子がいるのだろう。気の毒といえば気の毒なことだ。

スマホを持ち、何不自由なく暮らす普通の女子高校生のアルバイト。家が貧しくて、本が買えないというのではないだけに、何とも言えない思いである。

こうした商売を思いついて金儲けするヤツも、許せないなあ……。

2013年12月10日火曜日


私の家の近くの12軒が、一つの班になっていて、回覧板をまわしたり、町の一斉清掃など等、助け合いながら仲良くやっています。近くといっても、田んぼを隔てての12軒なので、いつもいつもお顔を合わせているわけではありませんが、年に何度かの集まりには、笑いが絶えないような愉快な班でもあります。

私の家以外は、他の地域から移ってこられた家族です。殆どが一世帯家族で、大きくなられた子どもさんたちは、それぞれ独立されて遠方で暮らしていたり、近くで住まれたりしています。

若い所帯は3軒ほどです。まだ子どもさんがいなかったり、小学生の子どもさんをかかえて、共働きしていたりしています。

班の中の最高齢者は私で、退職されていても、70代、60代で、もう高齢者といってもいいでしょう。

むかしから、この土地に住んでいた我が家なので、私の様な者に、色々と相談に来られるのです。私も分からないこともたくさんありますが、ま、共に相談にのってあげております。

何年か前、ある規約を創りました。何かあるごとに、お包みの相談をもちかけられていたので、これからは、病気だの入院だのということが多くなることも予想されましたので、そのたびに気を使うことがあることを考えて、結婚、お見舞いその他のお包みを、特別のお付き合い以外の方たちは、お返しなしの3.000円ということにしました。これは、だれも反対する方はなく、後で皆が良かったと言いあっています。こうしたことは、やはり、一番年増の私が言いださなければ、と思ったからです。

これと同じような規約を古い昔からの家12軒の間でも作りました。入院と死亡が多くなった最近は、この規約がなければ、かなりの出費が重なることになりますし、頂いた方も、お返しの心配もなく、助かっているのです。

やはり、都会とちがって、田舎のご近所付き合いは、絆は強く、何かあれば助け合いしていますし、義理人情も厚いので、何かの形で気持ちを表すことをしたいのです。

今日は班の、Nさんが来て「お隣のAさんのご主人が入院したんですが、重体らしい」とのことを知らされました。お見舞いに行くべきかどうかと相談にこられたのですが、私なりの気持ちをお伝えしておきました。お家の方に、お聞きしてから行かなければ、かえってご迷惑になることもありますからと。

Aさんは77歳。まだまだ人生を楽しんで頂きたいのです。早くよくなられることを祈るばかりです。

2013年12月9日月曜日

忘年会


忘年会の季節です。

昨夜は、文芸協会の役員たちの忘年会をしました。10人ほどの全員が退職した高齢者ですから、食べたり飲んだりも、そんなに豪勢な物ではありません。6000円の会費で賄えました。

領収書・明細をみますと、昨年よりも、飲み代が減っています。メンバーは同じですが。(笑)

そういえば、昨夜は、話が盛り上がりました。飲むのを忘れて激論してました。いつもは、カラオケで歌う人があったり、誰かが「即興でこの場のことを俳句にしてください」とか言って、俳句つくらされたり、短歌つくらされたりしたものですが、それもなく、男性8人女性3人に分かれての論議が始まりました。笑い転げるような連れ合いさんの酷評。女はへらこい、女は勝手、女は強いと言い放題。女性も負けてはおりません。同様に亭主をこき下ろします。(笑)
皆、それぞれにお尻に敷かれていることを強調します。「わしがデンキを消し忘れたら、『また点けっぱなしにして!』って怒るのに、自分が消し忘れたら、すましとる」(笑)なんて言って、じっと聞き役をしているAさんに、「Aさんとこの奥さんは、そんなことないやろなあ」と矢をむけると、「よう似とるけど、言うほどのことでもないと思ってだまっとるんですわ」という返事でまた爆笑。皆、たわいのないことを面白可笑しく言い散らします。

そのくせ、「あの世でも、奥さんといっしょになりますか」と問われると「ほら、断ったら、また怒られますよ」といった調子です。

やはり、元文学青年は、今もロマンがあって、心優しい方ばかりでありました。

そりゃあ、女は強いですよ。強いから、子を産み育てられるのです。強いから、平均寿命も男性より長いのですよ。ふふふっ。

2013年12月8日日曜日

マナー


日曜日とあって、大型ショッピングセンターは、広い駐車場も満杯である。新聞に挟まってくるチラシには、毎日のようにセールが行われているので、いつ行っても店内は賑わしい。

入り口付近の車椅子マークのついた障害者用の駐車場にまで、一般の赤い車が突っ込もうとしているところに、老人施設の小型バスらしき車が、老人を載せてやってきた。あわてて駐車を諦めた赤い車が、ハンドルを切りなおしている。やはり、マナーはどんなときも守らないといけない。

沢山の車の出入りなので、ちょっと車を止めて待っているか、駐車場をゆっくりとくるくる回っていると、どこかに空きが出てくるのだから、慌てないことだ。

マナーといえば、ひどい人もなかにはいて、車の灰皿の中身を窓から捨てている人を見たことがある。どういう神経の持ち主かとあきれたが、こういうことは流石に滅多にない。しかし、空き缶とか、ペットポトルなどは、ときどき転がっている。駐車場内をいつも気を付けている警備員の方が、見付け次第片付けているようだが、やはりみっともないことだ。まだまだ田舎道ではよくあることで、道のわきの畑には、今も色々なものが投げ込まれている。

こうした行為を無くするのは、学校教育と、家庭教育だろうが、これは幼いときから教えていかないと、なかなか守れないだろう。親の躾の出来た子ども、そうでない子どもは、学校に通い始めるころには、よくわかる。

給食を食べるとき、手を合わせて「いただきます」と言って食べるのだが、家庭でも、そうして頂いている家の子は、何の抵抗も無い。それをしない子に先生が注意をしたところ、子どもは家に帰って「先生に、『頂きます』って言わなかったら叱られた」と報告したらしい。親は、「ちゃんと、給食費払ってるから、そんなこと、言うことない」と言ったものだから子は正直だ。親が笑われることも知らずに、先生にそう言ったとか。(笑)

ま、こうした親ごさんもたまにはあって、先生も苦労なさるのだが、昔は、こうしたことはほとんどなかった。好い時代だった。

今、道徳教育云々といわれているのだが、道徳は押しつけても意味はない。しかし、人の道を知らずに大きくなると、恥をかくし、人に迷惑をかける。納得のいくように教えることが大切なのだろうと思う。

 

2013年12月7日土曜日

強行採決


特定秘密法案が、昨夜強硬採決された。

この法案に反対する国民が、予想に反して多いということは、安倍さんも以外だったのではなかろうか。何が何でも早く通してしまおうとする安倍さんの気持ちは分からないでもない。これだけ多くの人達が反対しているのだから、長引かせると、法案自体が通らなくなってしまう恐れ十分だ。それでは安倍さんの力不足だ、などと言われるだろうから、何が何でも採決に踏み切ったのだろう。

数の暴挙と言われてもしかたがない。選挙の折は、自民党贔屓のことを書いていたマスコミも、この法案だけは、わが身に関係のあることなので、声を大にして反対しまくるものだから、安倍さんも慌てざるを得ないのだろう。

私のような国民のレベルでは、あまり関係のない法案のように思ってしまうのだが、それはそれとして、憲法改正だの、徴兵だの戦争だの、といったものが、こんな形で強行採決されたのではたまったものでない。ねじれ国会のほうが、よっぽどましである。
 
こんなことになったのも、選挙民の責任ということになるのだが、もう、1票の格差など、どうでもいい。1票をどのように使うかが、大きな問題だろう。

なんとなく、今回の反対デモとか、激しい反対意見などを聞いていると、日本人も、B級人間ばかりではないようなので、安倍政権も、これを機に下り坂にさしかかってきたのではないかと思ったりしている。