今日で7月も終わりだ。ひと月があっという間に過ぎるのは、予定していることが、あせっても思うように進まないことが拍車をかけている。
お盆までには、庭をきれいにしておこうと思っていたのだが、この暑さの中では、どうしようもない。ちょっとしたら腰も痛くなる。これは何とかしなければと思って、以前お願いしたことのある知りあいの草取りが好きという80歳のSさんに相談したところ、朝の6時から暑くなるまでさせてほしいということで、5日間ほどお世話になった。1日4時間ほどだ。私としては、彼女が熱中症になったら大変なので、気をくばりながらして頂いたのだが、その仕事ぶりは、シルバーでお願いしたよりも、手際よく、早いことに驚かされた。(これはシルバーさんより賃金は高くしなければ、申し訳ない)と思った。お婆さんは、恐縮なさっていたが、こちらこそ、ありがたいことだった。おかげで、広い庭の雑草園が、何とか雑草園の看板を下ろすことができた。
彼女がおっしゃった。「私は小さい時から苦労して仕事さされていたし、大きくなってからもいろいろとつらいこともあってずっと働いてきたけん、しゃがんで草するときは、嬉しく楽しかったんよ。今でも楽しいんでよ」と。私は目頭が熱くなった。
彼女の人生は、苦しい人生だったらしいが、色々と聞いていると、まるで気持ちの優しい仏様のような方だと思った。Sさん、いつまでもお元気でね。