2020年7月16日木曜日

№1295 年金生活


 新コロナが今だに猛威を振るっている現状は、お客商売をされている方たちなど、地域によっては大変なことになっておられるようだ。収入減どころじゃなく、ほとんど収入が無くなり、おまけに支出は抑えきれない。たちまち食べていかねばならないし、家賃は、払わなければならないような方たちにとっては、貯えの目減りは大きいだろう。その点、正規の会社員や公務員は、月給もボーナスも頂ける。目減りしたといっても、幸せだ。

年金生活者も有難い。働いていたのだから年金は当然だと、胸を張って言えないが…。私のように働いていた年月より、年金を頂いている年月が長い者は、何となくすまないような気持ちになってしまう。

思い出すのは、はじめて年金を手にしたときのこと。何と有難いことか。これからは、世のため人のために小さなことでもしながら生きていかねばと、殊勝にも思ったものだ。初心を忘れたわけではないのだが、あまり偉そうなことは言えない。反省してみると、お金にはならないことに、忙しくしているのは、人のためというよりは、自分がしたいことをしているだけのことである。この歳になると、イヤなことはしない主義だし、体力的にも無理は出来ない。したい事があるというのは、幸せなことだと思う。だから、年寄りになり、あちこちが思うように動かなくなりつつあるのだが、のろのろと仕事をしながら不幸だと思ったことはない。老いなどは、素直に受け入れるべきと思うので愚痴などは言いたくない。愚痴って顔をしかめるよりは、にこにこしている方が、傷む足のことも忘れられる。

いつかは、寝たきりになるだろう。ピンピンコロリなんて、そんなに上手く死ねる人はめったにいない。寝たきりになっても、年金は入って来るなあとニコニコ顔で寝ていたいものだ。

 

4 件のコメント:

  1. 「寝たきりになっても、ニコニコ顔で寝ていたい」なんて、
    実際にできるかどうかは別にしても、見事な心掛けです。
    北海道で育ったことも影響してるんでしょうか

    母は91歳で老人ホームで寝たきりですが、身体が動かないことを
    嘆いています。それが普通でしょうね

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    1. bagusさんこんにちは。私も普通の人間ですから、いざとなれば、どうなることでしょうね。ま、そう思うことで、少しでも幸せになれたらいいと思うのです。何もいい事がないようになったときは、!(^^)!しているに限ります。(笑)

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  2. 何時もニコニコしているのは、商売人の基本ですが、今はそれも難しく成っています。 40年来の友人が、癌で重篤に成っています。 数日、家の庭の片付けに行ってきました。 今日もまた昼から訪ねます。 コロナ禍で見舞いも行けません。寂しい事です。 暗い話ですみません。

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    1. kogaさん、ご友人が癌で大変ですね。お見舞いにも行けないのは悔しいこと、早くお見舞いに行けるようになってほしいものですね。病院とか、施設などは、格別人の出入りを制限していますからね。

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