2019年7月14日日曜日

№1257 あと何年・・・


  このトシになると、「あと何回桜が見えるかなあ」とか、「誕生日は、あと何回……」などとよく思う。

マラソンをしている知人に、「達成感は解るけど、走ること事態は大変でしょう。苦しいでしょうに……」と言うと、「私は楽に走っているから、苦しいとは思わない」という返事が返ってきた。楽に走っているといっても、時間内に走っているし、5時間と言う時間は、結構頑張っていると思うのだが、その方は、「苦しい走り方は、あと何キロある、なんて考えながら走ったら、楽には走れないから、私はただ、景色を楽しみながら走っているだけ」とおっしゃる。

 なるほどと思った。ゴールなど気にしないで、自分で好きなように走るのは、楽しいに違いない。

 これは、人生も同じだろうと思った。自分の人生、あと何年だろうか?なんて考えるよりは、今を楽しみながら暮らすに限るなあと。死は人生のゴールである。ゴールなど考えていてはつまらない。今を楽しみながら、噛みしめながら、味わいながら生きて行くことが、幸せな賢い生き方だ、と、つくづく考えさせられた。

 

2 件のコメント:

  1. 最近数十年ぶりに、図書館で借りた「文藝春秋」を読んでいます。~広く浅く、そして少し心に残る~と言ったような内容ですね。その中に、93歳の男性と88歳の女性の対談がありましたが、「日本人ほど年齢を気にする民族は居ない」と言ったような言葉がでてきました。 なるほど、とすぐ思うわたしは「なるほど」と思ってしまいました^^ 毎日毎日を、景色を眺めながら生きて行くようにすれば良いようですね。
    まぁ、わたしの場合は毎日が商売ですから、毎日頭の中で、足し算引き算をしながら、景色を眺めているようです。 86歳の定年になったら、また違う景色が見えてくるのでしょうけどね^^

    返信削除
  2. 私などは、言ったり書いたりすることが、なかなか実行出来ない者ですが、(笑) 
    今のところ、自分の年齢のことは、本心、気にしていない族だろうと思います。
    何しろ天然で暢気者ですから、ぷかぷかと生きていますから、トシなどいくつでもいいんです。若くみられようが,老けてみられようが・・・。何たって、もうじき89ですからね。

    返信削除