2020年2月10日月曜日

№1277 文化人


   文化人といっても、色々と幅は広いだろうが、公衆道徳ということが、守れることも一つの条件だろう。町を車で走っていると、前を行く車が、窓から何やらポイ捨てをした。町には、先日立派な文化ホールが出来て、色々な催しがあるのだが、そんな催しものを見聞きしても、なかなか文化人には成れないのが、この世の中らしい。
 我が家の近くに大きなスーパーが出来てから、家の前の道路には、食べ残しの弁当やら、空き缶などのポイ捨てが多くなっている。ゴミを出す日には、家の近くを見て、それらのゴミを拾いながら出しに行くことになる。
 ざっと2000年も昔になるだろうが、かの有名なベスビオ噴火で、ポンペイと運命を共にした町が何と13もあったらしいが、その一つ高級リゾート地の発掘の時、今ふうに言うと、歩行者天国のようなところの交差点で、【公共の場所にゴミを捨てるな】と書かれた布告が発見されているらしい。その時代より、世の中は、随分進歩してきたのだが、永遠と言っていいほど足踏みばかりしている人間の現実は、何としたものか。本物の文化を伝承していくことは、難儀なことらしいと、つくづく考えさせられた。
 

2 件のコメント:

  1. 公衆道徳と言う点に付きまして、見方を替えますと、特に我が国などはかなりの進歩をしてきてるような気もします。 終戦後付近から考えますと、道路に唾を吐く、痰を吐くなどは当たり前で、男性が立ちションをする風景も良く見られましたし、どこの地域でも、幹線道路の分かれ道の三角の空き地などには、空き缶や弁当の入れ物などが散乱していたものでした。 それがここ何年位前からに成るのでしょうか、都会の繁華街の裏路などを除くと、一般の街中に落ちているゴミなどは劇的に減少してきたのですね。
    先日ラジオでたまたま聞いたのですが、確か、日本人が一様に腹いっぱい食べることが出来だしたのが昭和45年くらいから・・と言ってたようでした(多少記憶違いがあるかも、ですが)
    その頃から徐々に始まり、10年後位から街中のゴミは少なく成り始めたのでしょうか。 想像だけで何の証左がある訳でもありませんが、衣食足りて後、ホンの徐々に公衆道徳の方向へと人々の視野は広がって行ったのかも知れませんね。
    そうなりますと、余計に例外は気に成りますね。

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    1. 多くの常識ある方は、ゴミのポイ捨てなどはしませんよね。いつの時代も非常識の方は、居られますね。時代の変化に 皆さんも、かわってきました。、誰も見ていないところや、車で走っている時など、衣食足りていても、一部の方は、他人の迷惑などは、考えられないのでしょうか。ま、ポイ捨てを拾うのも世のためになることをさせていただいていると、思うとハラはたちません。(笑)

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