2020年2月3日月曜日

№1276 春近し


  1月があっという間にいってしまった。2月というのは、1年のうちで、一番寒いと感じる月で、名ばかりの春である。あまり好きな月ではない。1月のカレンダーをびりっと破りながら、「はや2月かぁ、2月は逃げる、3月は去る、ああ、すぐに4月がくるなあ……と、溜息まじりの声が出る。

90歳も近くなると、躰の動きも鈍くなる。最近特に躰全体が重く感じる。別に体重が増えたわけではない。朝、寝まきを脱いだら裸で体重計に乗るのだが、ここ2年間の体重は、殆ど変化はない。

ま、愚痴は言わないことにしているので人様の前では、毎日ニコニコ顔をしているので、皆さんに「あんたは元気でいいなあ」と言われている。カラ元気なんだけど……。

老人ばかりの施設に入っている友人が、『トシとると、自慢とヒトの悪口しか言わない人、泣きごとと、愚痴ばかり言っている人が居る』と。やはり、自分を写す鏡を曇らせず、【どんな老人になるか】という目標をしっかり持っていないといけないなあと、教えられた。

明日は立春だ。ちょっと温かくなりそうだぞ、なんて気を緩めたら、風邪をひきそうだ。しばらくは、厚着スタイルでいこう。

4 件のコメント:

  1.  他人ごとに口出しするのは悪いとは知りつつ、どうしても解せないのは、旧暦をほぼ完全に廃していながら、ある文芸の世界では、季節を以前のままに置き去りにしていることだ。元旦を春の始まりとしているから、総ての季節が1~2ヵ月前のめりで進む。その都度季節感を修正しつつ書きそして読みをしなくてはならない。時代の良い所で句読点を打って、新暦に合うように時節ををスライドさせるのは難しいことなのだろうか。梅は寒中に咲くので趣があり、桜と桃は正しく春だ。この混沌が何とも悩ましい。

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    1. 現実の体感と暦の上での季節とのギャップは、違和感はありましたが、あまり気にもせずにすごしてきました。北海道なんかは、以前は4月の半ばでも、雪が降ったりしました。北海道の人は、本州四国九州は、内地といっています。内地の春を想像しながら、寒い春を過ごしてきたことを思い出します。

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  2. 毎日ニコニコ顔は良いですね~。 どんな老人に成るか・・・。やはり懐は寂しくてもニコニコ顔の老人に成りたいですね~。 此処に書かせて頂くだけでも、ニコニコ顔を思い出せますからありがたいことです^^

    先日テレビで言ってましたけど、全国の統計では、1月の20日頃から2月の5日頃が最も平均温度が下がる傾向にあるらしいです。我が家では、親子三人がその間に誕生日を迎えます^^; 
    植物はこの時期の冷え込みで冬眠打破をして、開花の準備に掛かる物も多いようです。 我が店でもストーブの側で、ぼつぼつ春の準備をしています。

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  3. 年寄りはにこにこしているに限ります。醜くなった顔をしかめていては、まわりのひとたちは、かないませんよね。老人がますます多い社会ですものね。
    冷えは大敵ですから、気持ちは、まだまだ冬でいます。(笑)

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