2020年2月16日日曜日

№1278 赤ちゃんの名前


  いつの頃からだろうか、子供の名前が変わって来たのは……。カナをふってなければ、正しく読めないような名前が増えて来た。

  例えば、私の町の毎月発行されている広報に、「こんにちは赤ちゃん」というところに1月に届け出された親子の名前と住所が掲載されている。両親のお名前は、総て読めるのだが、赤ちゃんの名前は、17名のうち、正しく読めた子は3人、奏成(そうせい)ちゃんと、瑛斗(えいと)ちゃん,愛依莉(あいり)ちゃんだけだった。あとの14名の赤ちゃんの名は、括弧の中のひらがなを見て、「へえー、そんな読み方ができるのか」と、思うようなお名前だった。「ああこれは解る、姫奈は、ひめなちゃんだろうと思うと、【ひな】ちゃんだったりする。虹心ちゃんは、にこちゃんなので、なんとか納得できたが、心詩ちゃんという女の子の名は、こしちゃんかと思ったが、みうちゃんだった。

 漢字の読み方が、幾通りもあったにしても、以前は、だれもが納得できるような呼び名だった。私の父は、延(のぶ)太郎だったが、のぶをえんと呼ばれることがあった、と聞かされたことがあったが、それくらいの間違いだった。

 元教員としては、【先生泣かせ】の名前と思う。こうした流行り(といってはいけないのかな)は、なるべくすたれてほしいと思うのは、私だけだろうか、花子さん、太郎さんが懐かしい時代になってしまった。何となく漢字というものが、泣いているような気がしてならないのだが……。

 

4 件のコメント:

  1. 本当に色々な名前が有りますね。 これはなかなか良いなぁ・・、と思えることも時々ありますが、これはちょっとどうなのかなぁ・・、と思う事の方が多いように感じます。
    何やら、キラキラネーム、などと言うらしいのですが、わたしの知り合いの吉良さんという人のお孫さん達の名前は、皆判り易い名前のようでした^^

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    1. 名前というのは、誰でもが読めるということがいいと思うのは、古いのでしょうかねえ。何がキラキラなのかしりませんが、私個人とては、困った流行りとおもいますすねえ。

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  2. 昔、内館牧子さん作&脚本のNHKの連続ドラマ「ひらり」の中で、ミドリとかなんとか、あまり派手でバタ臭い名前を付けられると年寄ってから困るだろうとかなんとかの台詞があったのを覚えている。それから考えると、今のようなタガが外れたように野放図な命名が、後日当人にどのような作用を及ぼすであろうかと、興味半分、心配半分の関心が湧いてきます。いつまでも何々ちゃんで通るものでもないのだからね。、

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    1. そういうことねありましたかねもうわすれてますが、今となれば、みみどりさんも、あまり付けてはもらえない名前になってしまいましたね。
      ホントにとうなるのでしょうねえ。

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