2019年3月26日火曜日

№1244  味のある老後


 4,5年前までは、「老いを跳ねのけて、心豊かに楽しく、元気に過ごしたい」という気持ちが強かったように思う。ところが、ここ4,5年の間に、老化の速度が年ごとに早くなっていくことが解った。正直に言うと、老化とは、身体的にはマイナスがほとんどの世界である。そうかといって、「いいことなんか一つも無い」なんてぼやいていたのでは、老化はつまらないことばかりになるので【老い】と、仲良く付き合っていくこそが大切と思っている

それは、ちょっとした考え方で仲良くなれるのではないのだろうか。個人的な差はあるだろうが、私の友人の多くは、特別いい暮らしをしているわけではないし、つつましい年金暮らしをしながらも、生きていることに、感謝している方たちが多い。

といっても、年齢の壁は、いたるところでほころびていく。が、Aさんは、痛い足をさすりながらも、歩けるのは有難いと愚痴は言わない。足が痛くても、新しいことに挑戦している。Bさんだって、治療に通いながらも、今だに戦争のない国にと、政治活動に走りまわっている。ま、足腰は別にして、心身健康でなければ、何をするにも動くことは出来ないのだが、一日一日を感謝で暮らしていくことが出来れば、老後もまた楽しで、若い時には味わえなかった幸せがあると思う。

 

2 件のコメント:

  1. 良く遊びに来るわたしの知人に、86歳の方が居られます。何度か救急車で運ばれた程、心臓に問題が有るようなのですが、何時もは意に介せず、蘭の栽培に勤しんでいます。 わたしと知り合ったのも、植物を介してなのですが、もう40年程の間、お互いに蘭の栽培を通して丁々発止の付き合いが続いて来ているのです。
    その方は、未だに、進取の気性と言いますか、新しい品種の栽培に意欲を燃やしていまして、栽培方法も長年の研究の結果、素晴らしい技術を身に付けて居られます。
    ごまめさんの文も合わせ、身近にそのような人が居られることは、わたしに取ってはとても幸せな事ですね。
    その人の場合、目指すべき姿で、毎週向こうから遊びに来てくれるのですからね。

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  2. kogaさんも、良き友がいらっしゃいますね。意欲的にお仕事に打ち込めるなんて、100歳までもお仕事なさるかもしれませんね。
    農業されている方には、そういう方、おられますものね。
    私は、元気なお友達が一人、二人と少なくなってきて、寂しいです。

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