2015年11月19日木曜日

№997 喪中葉書


 11月も中旬ともなりますと、やはり朝晩が冷えてきました。昨年の今ごろに比べますと、私自身の体調は、かなり老化したと感じています。そういう一年の変化が、よく解りだしたのは、ここ二年位でしょうか。足腰というか、歩くことも、違ってきて、足が重くなっていますし、寒さのこたえ方がやはりちがいます。そうなりますと、下着の付け方もちがってきます。

 私だけではないことも分かります。10人寄れば、10人がやはり、トシを寄せているように思います。ですから、これからは、一年の重みというものは、ずしりと重たくなりそうです。

 さて、今日も、喪中葉書が3枚とどきました。もうすでに、10枚に達しています。内容も、連れ合いさんが亡くなった、御兄弟が亡くなった、という方が多くなりました。どなたが亡くなったのか分からない方もいますが、お尋ねするのも何となく気が引けてしまうものですから、ただ、想像するだけですが……。
 そういえば、むかし、友人がある方から喪中葉書を頂き、てっきり高齢の母上様が亡くなられたと思って、お供え物をもってお尋ねしたところ、母上様が出て来られて、びっくり仰天した、という話を聞いたのを思い出しました。(笑)

 やはりショックなのは、遠方で日頃ご無沙汰している方ご本人が、もう亡くなられたという、ご家族からの喪中葉書をいただいたときです。そういうお方には、慌ててお悔やみの手紙を出すのですが、在りし日のお顔が思いだされて、懐かしさと、寂しさに、ひと時沈みます。

 喪中葉書を頂く季節になりますと、年賀状のことも色々と考えざるを得ません。『年賀状は、もうやめます』という友人も出てきました。私も、相手さんが私より若い方が殆どになりますと、私の方から、年賀状は失礼します、ということを申し上げるのがいいようにも思うのです。ま、この【いつ、お年賀を打ちきるか】ということは、皆さん、かなり悩んでおられる様子です。義理で、或いは頂くから、と言う理由で下さる方もありますから。

 こちらから遠慮させていただいても、下さる方もあると思いますが、そういう方には、喜んでお返事を差し上げる、という方法もありますので、只今は、悩んでいる最中であります。(^^)

 

4 件のコメント:

  1. わたしの知人に、~80歳に成りましたので、これで年賀状は最後に致します。~ と言って、以後年賀状を出すことを全て止めた人が居られます。
    とてもサッパリした性格の方で、その話を聞いた時には、さもあろう、と納得して頷いたことがありました。
    わたしは逆に、仕事関係のご高齢の先輩に~ ご負担に成るかと思いますので、本年をもちまして・・・~ と、一別以来35年間の賀状のお礼を書き、若い頃お世話になったことを書いて、次の年よりお互いに賀状を出すことを止めたこともありました。
    こんなことを言っては失礼ですが、現在賀状を出している人以上に「どうしておられるかなぁ」と気になります。

    返信削除
    返信
    1. kogaさんのおっしゃる通り、どうしておられるかと、気になりますね。
      でも年賀状を出すことはしておりません。お互いにトシを寄せますと、これも一つの身辺整理のようなものですからね。だんだんと、身の周りを狭めていくことも必要ですから。

      削除
  2. 喪中葉書を頂く年齢の峠は越えたようです。今、友達は殆んど独り身。去年、現役時代の友達から喪中葉書を頂き、その方のお連れ合いはとっくにあの世でしたから、びっくり電話しようと思っても、電話番号が分からず、あちらこちらに問い合わせているうちに、ご本人が亡くなったんだという事が分かり、がっくりしました。

    私ももう、年賀状は最低にしようと思っています。でも、今参加している短歌会のメンバー、と、短歌関係の方2,3人には出さなければいけない。それと親戚の甥っこ達、兄弟はあの世ですが・・・、同窓生と旧職場関係の方は相手もお歳ですから、もう失礼しようと思っています。

    返信削除
    返信
    1. 何事も、身辺整理は、難しいものですね。
      年賀状だけというご無沙汰の方であっても、それがなくなると、生死も分からなくなってしまうと、寂しい気もしますしね。

      削除