2016年7月11日月曜日

№1067 闘いすんで


  寝不足の重たい頭を抱えながら、考えてみる。何となく、思っていた通りの結果になってしまった。この選挙のために、どれほどの税金を使ったのかは、分からないが、投票率が50%以下という結果なので、僅かのひとたちの満足のために使われたことになろう。

本当に国の将来を案じて投票した人が、どれほどいたのだろうか。そういう人たちが多ければ、こうした結果にはならなかったと思う。どんな法律にせよ、『暴走』はいけないのだ。反対勢力というのは必要だ。審議する、と言うことは、必要なのだ。

田舎をバカにするのではない。しかし、与党の県会議員、市会、町村会議員の多い田舎では、『頼まれれば投票する』ということは、当たり前に近い。候補者本人はよく知らなくても投票所に出かける。いや、候補者の出身地ですらも、僅かんの差でしか勝てないのだ。あとは、全市町村が負けだった。私のように、以前から野党であることが分かってしまっているような者には、どなたも頼みにはいらっしゃらないのだが。(笑)

18歳からの投票権も、何となく不安材料だった。政治のことなど、知らない者ばかりだったろう。その親たちも、戦争を知らない世代である。「誰入れようか」なんて、親に尋ねた子も多かろう。親が棄権ばかりしているという家庭もあるだろう。若い者こそ、この日本の将来を案じて欲しかったのだが、そうは問屋が卸さなかったようだ。

合県というのも困ったものだ。住む人の数合わせなどしていては、過疎県民は、置いてきぼりになりそうだ。次の衆議院選挙にしても、しばらくは、与党の独走が続きそうだ。少選挙区制度が続くかぎり、無理だろう。何とかしなければ、色々な面でこの国は、不満が爆発してもおかしくないだろう。古女の歯ぎしりでは、どうにもならないが……。

7 件のコメント:

  1. 18~20歳の若者が自民党に投票した割合は、大人よりも多かったそうです。世間の荒波を経験していなければ、現政権への不満は少ないでしょう。
    この制度は与党に有利でしたね。それを見込んで決めた制度なんでしょうか。

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    1. 18歳や19歳の子の選挙への関心は、ほとんどないのでしょうね。一部の生徒以外は。
      列車の中で、いつもスマホでゲームばかりしているような子どもに、選挙権を与えるのは、どうかと思いますねえ。

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  2. 私は誰にも頼まれませんでしたよ。でも投票には行きました。私の町にはどちらの選挙カーも入っていないようでした。これからの与党の出方を見守るしかないでしょう。

    心配していた姉は手術後5日目の朝、亡くなりました。医療の為に殺されたようなものです。私はあれから不眠が続き、体調最悪です。

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    1. 驚きました。医者の判断ミスでしたね。手術をしなければ、まだまだ、命が永らえたと思います。悔しいですが、こんな結果は、誰も、責任はとってくれないのでしょうかねえ。ま、いくら責任うんぬん言っても、姉上様は、帰ってはきませんけど、腹たちます。

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  3. mimiさん お姉さんのこと、お悔やみ申し上げます。やはりご高齢に成ってからの大きな手術には無理がありますね。わたしも弟が亡くなった時は、体の一部が無くなったような気分がしたものでした。今でも思い出しますと直ぐに涙が滲んできます。そして今でも良く弟に語り掛けます。

    選挙のことで思うのですが、どうも我が国の現状は、昔ながらの自民党安定人気と、あの軽い人の、タレント的パフォーマンス人気が、相乗的な効果を挙げているようで、そんな結果、自民党内でも、あの人を押し上げ、その人気に与ろうとしている議員ばかり。野党が真面目に諸問題を話題にしても「何を暗いことを言ってるのか」と言った反応が、国民の大勢のような気がしています。やはり民主主義の中の選挙とは、平和な時代が続くと、軽薄短小な、人気投票のように成ってしまうようです。

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    1. 徳島はもうあきまへん。真剣に選挙活動していた方の話によれば、あきれるようなことばかり。(;;)

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  4. kogaさん、ごまめさん、ありがとうございます。とても慰められました。どのお医者さんを選ぶかも寿命の一つと言いますから皆さんも気を付けてくださいね。判断の材料がないのが悔しいでっすが・・・。

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