2016年7月17日日曜日

№1068 この頃の出来ごと


  鬱陶しい天気が続く。降りそうで降らない雨、こういうのは、少しばかりの花を枯らしてしまう。「降りそうなので、水はやらずにおこう」と思ってやらずに置く、という日が二日も続くと、いつのまにか、ぐったりとしている。水をやり過ぎると、これまたすぐに根腐れして枯れてしまう。花の苗を何度か植え替えているのだが、なかなか根付かない。梅雨明けはまだらしい。

 昨日の夕方、庭の草をしていると、目の前に、鴉の骸があるではないか。樹影なので、目につかなかったのか、もう死んで何日もたっている。あわてて、穴を掘って、「土に返りなさいよ」と、葬った。
  そういえば、もう2週間ほど前になるが、鴉が庭や屋根の上で、煩く鳴いているものだから、どうしたのかと、天を仰いだり、庭のあちこちを見たことがあった。それも2,3日たつと、聞こえなくなり、ほっとしたのだが、あのとき仲間が、何かの事故か病気で動けなくなっていたのだ。
  鴉の小さな頭の中の脳みそでも、家族や仲間の異状や、非常事態を、何とか助けよう、だれか助けてくれ、という気持ちがあるのだから、生き物とは素晴らしいものである。

  ただ空を飛び、子孫を残すことくらいしか能のないと思われている鴉でさえ、こうした優しい感情があるのに、素晴らしい脳をもつ人間どもが、無差別に人殺しをしているこの社会は、狂ったとしか言いようがない。暑い夏というのに、背すじが寒くなる話が多過ぎるこの頃である。

 

2 件のコメント:

  1. ごまめさん 鉢植えやプランター植えの花の場合、土の表面が乾いて見える場合、いくら雨が降りそうでも水をやっていたほうが良いですよ。 土の表面が乾いてない場合、水はやりません。雨はいくら降っても、常に新しい酸素や窒素を含んだ水ですから害はありませんが、その場合の日照不足と湿度で腐る場合がありますね。
    人間はこれでも、数世紀前までより少しは賢く成っているそうです。例えば刑罰にしても、昔の、ギロチンや、ノコ引き、牛の又裂き、火あぶり、磔など残虐なものは減ったようです。しかし動物としての本能はなかなか治まりにくいようですね、地域の識字率や、教育制度の影響が有るようです。マララさんの推奨する教育の普及に、イスラム過激派が反対する訳ですね。

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    1. >日照不足と湿度で腐る場合がありますね。
      なるほど。それで先に植えたのが腐ったのかもしれません。
      なかなか花を育てるのは、難しいです。ほったらかしてあるのに、毎年花をさかせているのは、水仙と、グラジオラスだけです。

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