2017年5月14日日曜日

№1148  ご近所さん


  田舎に嫁いだ私は、ご近所さんという人家が12軒でした。皆さんが農業をしておられ、我が家も義父母が、慣れぬ農業をしていました。というのは戦後、義父は勤めていた九州から退職後生まれた家に帰り、1からの農業を始めたので、米作りなどはご近所のベテランに見聞きし、『朝日農業』とかいう月刊誌などを手元に置き、野菜作りなどしていました。そんな関係で、めずらしい野菜などは、だれもまだ作っていないようなものを作っていたように思います。カリフラワー、アスパラガス、ニューメロンなど、食べさせてくれました。

 現在は、12軒だったのが、町営住宅やアパートの住民を含めますと、500軒を超していると思います。自治会に入っている家庭だけでも、200軒を超して、地域別の班に分かれています。昔の12軒も、各班のなかに別れましたが、今も、それなりのお付き合いをしています。ただ、これから若い者の代になれば、どうなるかは解りませんが……。

以前、ちょっと書きましたが、私の班は、12軒でしたが、今年になって3軒が自治会を退きました。他の班も、だんだんと班を抜ける家が増えつつあると聞きました。こうした現状は、いざというときはご近所の『絆』を大切に、という国の方針とは逆の方向ですが、そこは都会と違い、いざとなれば助け合うことは間違いありません。それが人情と言うものでしょう。マンションやアパートのように、隣は何があっても分からない、となりが気に入らないから転居する、というのとは少しちがいます。

話は変わりますが、朝から北朝鮮が、何かを打ちあげて日本海に落下したと騒いでいます。ご近所に、ヤクザのような国があっても、転居するわけにはいきません。間違って日本のど真ん中に落下した、なんてことになったら、あるいは日本の上空で、戦闘機が交戦などされたら、これは戦争に巻き込まれること間違いありません。「どんなことになっても日本は戦争はしません。平和国家です」という憲法だけは、末永く守っていってほしいものです。

6 件のコメント:

  1. 国の間の、ご近所さんとの付き合いも、なかなか難しいものですね。 やたらに偉そうにしたり、やたらに強がっていたり、やたらに長く被害を言い続けたり、人間って、何歳位からそんなに成るのですかね? 6歳位から? 
    しかし。6歳まででも、先生や保母さんが居ないと、ケンカやイジメは有るのかもしれませんね。 
    北の金さんも、何処までやれば国が無くなるのか、お見通しでしょうから、その一歩手前まで元気を出して、一方では兵器の拡充にいそしみ、何処の国も手を付けられない所にまで、達しようとしているようですね。
    長年の平和が産んだ、鬼っ子ですが、皮肉なものですね。

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    1. 北朝鮮の経済では、ポンポンと軍需費用には回せないように思うのですが、どうも、サイバー攻撃なんかで、泥棒みたいなことをしているらしいですが、本当ならどうしようもない国ですねえ。どちらにしても、国民は、酷い目に合ってるんでしょうね。金さんは、そのうち暗殺されたりするのでは……。

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  2. ごまめさんの所は田舎と言っても特別でしょうが、特別でない私の町でも、ご近所づきあいは変わってきましたね。昔は農業か商売でしたが、今は勤め人が大半。どこへ勤めているのか、何の仕事をしているのか分かりませんし、暮らし向きも家族の動向も不明。訪ね合う事も道で出会うこともありません。

    お葬式も結婚式も家ではしないので、お手伝いすることもなく、招待されることもありません。お隣がなくても別に不自由はしないので、自治会費払ってまで、入る必要性を感じないのでしょう。ただ、ごみ当番とか、道普請とかに協力してもらえないのは困るようです。自治会費払ってなくても、ごみは出しますのでねえ。ごみ置き場の清掃当番はしないという事でしょうね。誰の責任でしょう。

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    1. アパート暮らしならともかく、一軒の家を構えて住んでいる以上は、排水もゴミも、出しますしねぇ。ま、時代の流れといえばそれまででしょうが、ほんとにだれの責任かしら。元教育者として責任感じます。(笑)

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  3. ごまめさんの町は県の中で最も人口密度が高くて、若い人の割合も多いんです。
    新興住宅地と言うんでしょうか。
    そういう状態が原因で、起こる問題も多いでしょうね
     

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    1. そうそう、そうなんですよ。昔から住んでいらっしゃる方はすくなくて、市街地より、土地が安いので、こちらに家を建てたという方が多いのです。故郷じゃない。年寄りのおられる家が少ない。ちなみに小学校のこどもも親たちも、怖いものなしの方が多い。(笑)

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