2017年11月3日金曜日

№1180 秋晴れ


  昨日は、秋晴れの上天気。以前からお願いしてあった庭の樹の手入れをしてくださる方が、やっと順番がきて、我が家に来てくださった。先代とよく似た息子さんと、3人のお弟子さん?で、さっぱりした庭になった。伸び過ぎた木の丈を切ったり、枝を払ったりしていただいたので、田をはさんだお向かえさんや裏のお家が丸見えになっている。ということは、向こうさんからも、我が家が丸見えということだろう。毎年手入れをしたらいいのだが、2年に一度ということにしていたのに、最近は、手を抜いて、3年もあけると、もう切り落とされた枝葉が運びきれず、今日も運んでくださっている。

 我が家は、その昔は百姓家だったので庭が広い。収穫した籾などを、むしろに拡げて干していたのだ。息子らの住む母屋と、私の住む兎小屋と、物置の建つ敷地は、300坪くらいだろうか。囲いの内側は、樹を植えてあるので、それが茂ると目かくしのようになってしまう。

家のぐるりは田になっていて、季節によっては、蛙の鳴き声が聞こえたり、虫の鳴き声や鳥のさえずりなど、けっこう自然を楽しむことも出来る庭である。といっても、小山を造ったり、大きな石を置いたりと、きちんと美しい庭作りをしているわけでもないので、雑草が生えまくるし、樹は大きくなるし、手におえないのが本心だ。人の出入りが多いので、駐車だけは、何台でもOKという庭で、草枯らしはあまり撒きたくない。でも慣れてくると、「雑草だって生き物だわ。雑草園の看板かけようか」なんて言いながら、平気になってきた。

足腰が少しマシになってきたのでぼちぼちと、台に腰かけながら草取りを楽しんでいる。長続き出来ないのだが、このトシになってくると、気ままに出来る草取り仕事は、とても気持ちがいいと感じられるようになった。

雑草にも色々あって、秋になれば、草紅葉になるものもあれば、憎たらしいものは、根をはり、実をつければ、衣服に所かまわずくっついて困らせるものもあり、そんなものは、大きくなる前に、引き抜いておくのだが、見落としもあって、スコップ片手に苦戦することもよくある。

秋の青空というのは、気持ちのいいものだ。昨日はしばらく眺めていた。寒くても暑くても、青空をじっと眺めていることはめったにない。

トシを寄せることも「悪くないなあ」と思えるのは、自然とともに生かされていることをしみじみと感じさせてくれるひとときが一番かもしれないなあ……。

4 件のコメント:

  1. ごまめさんは、環境の良い所にお住まいですね。 土の庭は草も生えますが、暑さ寒さも幾分か防いでくれますね。 鳥の声や虫の声を聞けて、羨ましくなります。 わたしの所は、街の真ん中の国道沿いで、450坪の敷地ですが、ほとんど建物と30台分位のアスファルトの駐車場で、あとは50坪ほどの土の部分があります。
    回りは市役所や郵便局や、都会の色んなチェーン店の支店などで、個人商店もほとんど無いような所ですから、税金が凄いです^^; 鳥の声も虫の声も有りません。
    しかしごまめさんの息子さん一家は、ごまめさんの草取りなどで随分助かっていると思います。 わたしも父親が元気な時は、草取りや裏の生垣の剪定は全てお任せだったのですが、近年は全てわたしがしなくてはいけなくなりました。 11月には毎年剪定を始めますから、11月始めの忙しい時期が済んだら、始める積りにしています。 今年も脚立から落ちないように、ぼつぼつと遣って行くつもりです。

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    1. kogaさんは、商売にはいいかんきょうですね。税金が高いだけは、有難くありませんねえ。(笑)
      私が不器用なんで、息子も私以上に不器用に生まれついていますから、とても剪定などは出来そうにありません。普通のハサミをつかっているのを見ても、不器用な者は、分かりますね。いらぬところまで親に似るものです。
      脚立は危ないですよ。落ちて大けがをされた方がいます。ぼちぼちやってください。(^^)

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  2. ごまめさんもkogaさんも広い敷地にお住まいですね。資産価値も高そう・・
    私の住んでいるのは150坪の敷地、お二方の半分です。しかも田舎。周りは一面柿畑で、採算が取れないので、手入れはいい加減。今は東西南北、柿色に染まっています。自然はごまめさんとこに負けない豊かさで、春は鶯、時鳥、虫食い鳥、秋は百舌やらいろいろ、雉の親子が悠々と歩いているのが窓から見えます。

    この頃、庭師さんが老齢で次々廃業しているそうで、皆さん困っています。私のとこは庭師さんにお世話になるほどのことはなくて、娘の旦那が器用に手入れしています。何といってもそんなに広くないので、不自由はないようです。

    今日はまた急に寒くなりましたね。秋晴れはたった1日でした。

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    1. mimiさん、東西南北柿色ですか。いいですね。ことしは、我が家の2本の柿の木は、実を20くらいしかつけず、おまけに、食べ頃になると、鳥たちが突いてお先にと、いうことです。
      広い敷地でも、資産価値は、ありませんよ。田舎ですからね。それに、売れるわけではありませんから、資産価値なんて、無い方がいいですね。都会の住宅地の方たちは、高い税金払っているのでしょうね。

      庭師さんの廃業ですか。二代目というのは、無理なんですかねえ。いい腕していたら、いい収入になりますのに。、

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