2015年6月7日日曜日

№937 僧侶


 先日、徳島のある僧侶が、殺人を犯して逮捕された。やはりこれは珍しい出来事だろう。多くの真面目な僧侶たちは、迷惑千万な話に違いない。ある知人は、家が広いので、下宿人を置いているが、「警察と、教員と、坊さんにしか貸さない」と言っていたが、世の中の人達は、やはり、こうした職業の人達は、信頼してくれているのだ。特に、人を殺めるなどというようなことを、僧侶がするなどとは、考えられないことなのだ。

 ま、どの世界も同じだが、僧侶といっても色々あるだろうが、私たち凡人は、昔から、高僧の話を読み聞きしているので、僧たる者は、修行によって欲は少なく、迷える人たちを救う、聖人に近い方たちを想像しているのだが、最近は、お寺そのものが、商店化しているところもあり、金儲け主義のお寺はいたるところにあるし、贅沢な暮らしをしている方も大勢いらっしゃる。

 何年か前の話だが、驚いたことがあった。親戚の葬儀のとき、家の主人がお寺に葬儀のお願いに行ったところ、僧侶が、電卓を持ってきて、目の前で計算し、『葬儀のあと、当日行う6日の法事が終わったら、現金で、百○○万円を、頂いて帰りますので、用意しておいてください』と言ったそうだ。いかにも商売人というような態度に、有難味が失せたと言っていた。()

 ま、そういうお寺やお坊さんが全てではないだろうが、時代はかわってきたことに、間違いなさそうだ。

 

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