2015年6月19日金曜日

№942 備え


【備え】と言えば、防災などが、しきりに言われていますが、一方で気になるのが、老後の備え、と言うよりは、死に近づいて行く高齢者の備えということです。

例えば、病気になってからでは遅い色々なことがあります。残った家族が困らないための身辺整理とか、尊厳死を望んでいることなど、きちんと自筆で書いておかないと、なかなか実現が不可能ということを、よく耳にしてきました。日常、そう思っていても、自分がしゃべれなくなってからでは、遅すぎるのです。

 そして最近よく言われている備えが、寝たきりにならない、健康寿命を延ばすための【貯筋】です。ま、これは、後期高齢者になってからの備えというよりは、40代、50代から備えはじめることが、大切なのですが、80代であっても、しないよりはした方がまし、いや、しなければならないことだと思っています。もう、お金を今から蓄えることは無理ですが、筋肉なら、何とか貯えられるはずです。

 考えることは皆さん同じで、老後は、自由にやりたいことをしながら、活動的に過ごしたいと思っていたはずです。私も、定年を5年も早く退職したのは、あまり、健康に自信がなかったので、少し心身ともに楽がしたかったことと、したいことは、体が動くうちにしなければと、思ったのです。この考えには、今はなき夫も薦めてくれ、後押ししてくれました。

 お蔭さまで、と言うか、退職後もう30年になったのですから、有難いことです。それはやはり、今思うと、することがたくさんあって、ごろごろとしている暇がなかったことと、食べ物は、贅沢ではなく、体のことを考えて、摂取してきたこと、少しばかり運動をしてきたことだろうなあ、と思っています。

 ただ、若い時と違って、わずかな貯筋はしてあっても、10日も寝込むと、貯筋はすり減ってしまうということです。ここ1カ月あまり、私は足を悪くして運動が出来なかったので、貯筋は無くなりました。。筋肉は、運動と食事特に蛋白質が必要です。毎日卵3個は食べているし、いつも、歩数計(携帯)をみて、足りなければ、昇降台の時間(1日20分)を10分ほど増やしていた私でしたが、(笑)悲しいかな、歩くことが激減したし、昇降台も出来ない。元々弱かった足腰がいっぺんに更に弱ってしまいました。(;;
 運動と蛋白質は、車の両輪と言われています。一日も早く、しっかり歩けるように、したいと思っています。
 余談ですが、先日医院に行ったついでに、血液検査もしていただきましたが、卵をたくさんいただいていても、中性脂肪やコレステロールの変化は、まったくなく、正常値でした。(蛋白質は、毎日体重の1000/1グラム必要ですから、私なら、50グラム近く必要なわけで、卵3個で、20グラムくらい。あとは、肉魚、大豆製品などで、摂取することになります。老人は、不足がちらしいですよ)

 

2 件のコメント:

  1. 貯筋は大切ですね。スムースに歩けるのと歩けないのとでは生活の質が大違いです。でも私は運動が好きじゃないので困ります。股関節が人工関節ですから使い過ぎると早く消耗します。もう耐用年数を10年も過ぎているので用心しています。再手術はしたくないし、出来るかどうかも分かりませんし・・・・(これぜーんぶいい訳です)本当は寝たままでも筋力をつける方法はあるんですけどね。

    もともと怠け者です。

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    1. だれも同じで、気持ちと身体は、まつたく他人のようなものです。分かっていてもできないこと、たくさんあります。
      ま、そう言いながらも、少しでもやる気をださないとね。お互い頑張りませんか。(^^)

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