2015年9月2日水曜日

№970 元気の素・ミトコンドリア


 前回、ためしてガッテンのことを書きました。【40歳を過ぎるころから、誰もが自覚するのが「体力がなくなった」「無理がきかなくなった」ということで、その原因は、体を動かすエンジン役のミトコンドリアが年とともに減ってしまうこと。しかも、認知症やがんになりやすくなるのも、ミトコンドリア不足が原因!】と。

ためしてガッテンを観なかった方のために、そのミトコンドリアを増やすために、どうしたらいいか、ということを、簡単に説明しておきます。

ミトコンドリアは、細胞の核の中に、3000から、100ほどの数があり、脂肪と糖類と酸素を取り込んで、【ATP(エネルギー源)】と言う物に変化させます。そのATPが、各筋肉を動かしています。ですから、ミトコンドリアが無くなると1秒も生きてはおれなくなります。しかもミトコンドリアは、ATPが無くなると、エネルギー不足と感じとってミトコンドリアを増やします。普通の生活が出来ているのは、身体を動かしていると、ATPが無くなり、適当にそのつどミトコンドリアを増やしていますので、生きています。ただ、それだけでは、だんだんと加齢によって、運動量その他でミトコンドリアは減っていき、疲れやすくなったり、病気になったりします。そこで、ミトコンドリアを増やすための対策をすると、増える、ということです。その対策とは、息を1分間でも弾ませると、ミトコンドリアは、エネルギー不足と感じてミトコンドリアを増やします。

この方法を取り入れた歩き方が、3分間、普通に歩き、3分間早く歩いて息を弾ませて、ミトコンドリアのスイッチをオンにする方法です。3分でなくても、1分で、スイッチは入るそうですから、部屋の中で、1分くらい、台の上で、トントン上下して、息をはずませたら、ミトコンドリアは増えるのです。

ミトコンドリアが増えると、持久力(スタミナ)が付いて来る。ただ歩くだけでは、(毎日1万歩以上歩いていても)スタミナはあまり変わらないということが分かっています。そのため、1時間ただ普通に歩いてもミトコンドリアは増えませんが、間に1分間の早歩きや駆け足で息を弾ませることを、10回すると、ミトコンドリアは、10回増えていることになります。疲れをトシのせいにしてはいけないとも。

あるグループが実験に参加していましたが、1日60回(60分)早歩きその他)したその結果として、

  1. 1週間で、汗が出やすくなる。
  2. 2週間で体重1キロ減
  3. 1か月で歩くのが楽になる。
  4. 2か月で身体が疲れにくくなる。
     とか。ま、私にはそんなきついことは、できそうにありませんが。
    とにかく、姿勢を良くしていることも、ミトコンドリアを増やすことに役立つそうですから、歩く時にちょっと注意して、ときどき息を弾ませてみたらいいと思うのですが、出来ますかどうか。何事もやる気があってもできない、というのも、ミトコンドリアが、かなりの不足状態と思います。

2 件のコメント:

  1. 今日も蒸し暑い日でした。
    mimiさんもよろしくお願い致します。
    ごまめさん、ミトコンドリアのことをキッチリ書いて頂きまして、ありがとうございました。
    わたしはミトコンドリアと聞くと、何故か何時も水戸紺鳥屋と漢字が浮かんできます(^^)
    わたしは最近はダラダラとした生活で、息を弾ませるということは無いようです。
    だけど或る一定の年齢に達しますと(年長さんになりますと)あまり日常の生活から変わったことはしない方が良いような感じも持っています。
    ごまめさんも、腰振り体操は少しづつ、かる~く始めてくださいね。
    大体一か月位したら効果が出て来だすような気がします。
    この体操の最大の欠点は、余りに簡単過ぎて、余り効果を信じて貰い難い所なんです(^^

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    1. kogaさん。いいことを教えてくださいました。私は、何であれ、カタカナ言葉が、憶えられなくて、困っているのですが、水戸紺鳥屋というように、漢字で覚えたらいいようです。そうしてみます。(^^)
      腰振り体操も軽くやっていますよ。ありがとうございました。

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