2014年11月11日火曜日

喪中葉書


早くも喪中のお知らせ葉書が届きはじめました。今日は、札幌の恩師A先生の奥様が満百歳になられていたのですが、七月に永眠されていたことを、息子様より知らされました。

先生が亡くなられて、もう20年近くになります。北海道の友人が、新聞に出ていると教えてくださったのです。電話で弔電をお願いしたのですが、電話口で途中から言葉がつまってしまいました。電話口の女の方が、とても優しい方で、私が「ごめんなさい」と謝りますと、「いいですよ。お気持ちわかります。ゆっくり心が落ちついたら続けてください」とおっしゃってくださり、ありがたかったのを思い出しました。

A先生は、私が小学校12年生のときの担任の先生でした。生徒を分け隔てなく大事にしてくださったことが忘れられません。お忙しい毎日だったでしょうに、休み時間は、いつも生徒達と遊んで下さいました。
私は教師となりましたが、A先生のような教師になりたいと思ったものです。なれませんでしたが……。

退職して、2度ほど先生にお会いする機会があり、泊めていただいたこともあります。お優しい奥様には、大変ご迷惑も掛けました。心からご冥福をお祈りいたしたいと思います。

 

1 件のコメント:

  1. お馬の衣装部屋を読むと、ごまめさんは何人もの良い先生に恵まれたのがわかります。
    それが教師になるきっかけだったんだろうと推察してました。
    貧しくて遠足にこられない教え子に、リュックやお菓子を持っていった話は、映画の一場面のようで感動しました。

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