2014年11月14日金曜日

溜息


本箱の整理をしかけては、溜息をついている。

読書家ではない私だが、図書館をあまり利用しないので、読みたい本は、殆ど買いこむことになる。読みながらラインやらを引いたりすることがあるので、自分の本でなければ、そうしたことは出来ないからだ。
20年ほどまえ、作り付けの本棚をこしらえた。奥行きを深くし、二重に入れてある。奥には、歴史、日本文学、詩歌、などの全集物と、あまり再読はしないと思うものを入れたのだが、どんな本をいれてあるのか、もうさっぱりわからない。その上、本箱に入りきらない本があちこちに積みあげてあるものだから、この際、整理をしようと、先だって思いたった。

古本を集めてくれるのが金曜日なので、木曜日の夜始めると間もなく、手にとった古い本を読みふけってしまうものだから、そこらあたり、本を散らかすばかりで、廃棄処分にする本がなかなか出てこない。
夕べも始めたのだが、3時間もかけて、やっと10冊あまり、紐で結わえただけだった。こんな調子では、中々目的が達成できないと、溜息をついている。

本に比べると、衣類の整理は、まだ簡単だ。「これはいらない」「これはまだ惜しい」と、その場で判断が出来る。といっても、なかなか捨てられないのが現実なのだが……。

自分のトシを考えると、荷物を減らさねば、困るということが分かっているだけに、【挫折しない整理の極意】だの、【上手な整理のしかた】だの、しょうもない本を買ったりしたのだが、何の役にも立たない。(笑)

ある方は、「風呂敷包み1つで死にたい」と書いていたが、それくらいの心がけで、かからないと、溜息ばかりでは、どうにもならない。何とか頑張りたい。

 

2 件のコメント:

  1. ごまめさん。お気持ちよく分かります。本は頂くこともあるのですぐ溜りますよね。私は買った本は読み終わったら目をつぶってすぐ捨てる事にしています。後で後悔する事も多いのですが、私の場合は置くとこがなかったので、決心はつきやすかったのだろうと思います。

    その点、頂いた本は捨てる訳にもゆかず、積んどくになってしまいます。私もご迷惑をおかけしていますので、文句は言えません。どうしたらいいでしょうね。

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    1. 頂くご本にも、いろいろありますからね。(笑)
       
      整理をしていますと、読んでいる形跡があるのに、すっかり忘れているのがあります。こんな本に出くわすと、もう一度゜読み返してみたくなりますね。

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