2014年11月7日金曜日

子供の声が……


いよいよ寒さが本格的になってきました。気温も低いのですが、殺伐とした世の中にも気が滅入ります。この少子化という大きな問題を抱えて悩んでいる人たちが大勢いるというのに、子供たちの遊ぶ声がウルサイと言うおとな?が増えていると言うのです。殆どの人達が元気な子供達の増えることを望んでいるというのに、どうしてほころびて火を吹くのでしょう。

保育所の建設に反対、外で遊んでいる子供たちの声が煩いと文句を言われるので、保育所が建てられない、外で遊ばすことを制限しなければならない、というようなことが、よくあるらしいというのですから驚きました。

こうしたことは、都会だけのことかと思いましたが、そうではないようです。田舎であっても、小中学校の近所の家から、色々と文句を言われている学校も多いらしく、ちょっと私らの世代のものたちには、考えられないことです。

風の強い日など、運動場で体育などしていると、砂埃が家にはいってきて困ると苦情がくる、などなど、どう考えても、学校側が悪いとは考えられません。

近頃の子供達は、ただでさえ外で遊ぶ機会が少なく、それが大きな問題とされているというのに、幼い保育所や幼稚園児が、外でキャッキャッと騒いで遊べないなんて、気の毒でなりません。
【産めよ増やせよ】と、国が掛け声をかけていた戦時中には、こんな話は聞いたこともありません。戦後しかも、ここ何十年かの最近になって、言い出したことのようです。

子供の数は、ぐっと減って、以前は1学年5クラスもあったものが、1クラスというような減少ぶりですから、騒音だって、昔に比べたら、ぐっと少なくなっているのです。何とか我慢が出来ないのでしょうか。戸や窓を閉めるなり、耳栓をするなり工夫してでも、子供達のために、我慢していただけないものかと、思いました。無理なことなのかなあ……。

2 件のコメント:

  1. 道路を歩いている子供に殆んど会わなくなりました。寂しい風景です。子供の声がうるさいなんて、考えられない事ですが実際にあるんですね。学校で何かあると悪いのは皆先生という事になるし、私たちの世代ではちょっと考えられない現象です。

    どうしてこうなったのか、考え込んでしまいます。私も日本の行く末が心配です。

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    1. どこで、どうなってしまったのかこの国は。
      私たち世代の人達(老人)も、子供たちの声をウルサイといっているらしいですからねえ。……

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