2014年11月5日水曜日

国の行く末


アメリカの中間選挙で、オバマさんの顔色も冴えないようだ。日本にも、何らかの影響があるやもしれない。何しろアメリカさんの言うままのようなお国である。

古女が国の行く末を心配しても、どうにもならないことであるのだが、国の行く末によっては、私らの生活が、大変なことになるのではないか、という心配はある。戦後の経済の混乱を体験しているからだ。

これからは、年金は下がっていくらしいし、デフレ脱却ということは、悪くすればインフレになるやもしれない、ということだし、ある経済学者の言うように、日本はアメリカの経済が破たんする前にアメリカに潰される、ということにでもなれば、年金どころか、わずかな預金も紙屑になりかねない……なんて思うのだ。イヤでもあの戦後を思い出してしまうのだ。

おぼろげにしか憶えていないのだが、預金封鎖と言うことで、お金はいくらあっても勝手に下ろすことは出来なかった。また、新円切り替えということになったが、インフレの嵐である。昔の一万円は、家が買えたというのに、靴が二足しか買えないようなことになってしまった。給料は、それに追いつかないものだから、ひと月働いても、革靴1足が買えないのだ。現物を生産する農家はそれなりの収入がある。そんなわけで、教員では食べていけないので、教員を辞めて農家に嫁入りした方もいた。

まあ、何事も楽観主義の極楽トンボの私なので、まさか、そんなひどいことになるはずがない、と、最後はそう思い直してしまうのが常なのだが……。

2 件のコメント:

  1. 誰だって国の行く末は心配しますよ。お国があって町があり、町があって私達は生きているんですもの。

    戦後の預金封鎖や狂乱インフレ、知っている人はもう少なくなりましたね。

    でも、私はインフレと言う言葉を聞くだけで、体がピクンと反応します。何しろ1晩明けたら物価が2倍、と言う時代、買い置きしようにも物はなく、預金はお国にさし上げたも同然、1月働いてセーター1枚買えたらいい方。よく生き延びたと思いますよ。

    あんな時代が2度と来ませんように祈るばかりです。

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    1. >私はインフレと言う言葉を聞くだけで、体がピクンと反応します。
      私も同じです。あの戦後のインフレは、随分苦しめられましたからね。
      安奈時代でも、あまり国・政府に文句いう人いなかった。敗戦国として、仕方ないとおもっていたのでしょうねえ。

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