2015年1月16日金曜日

文藝春秋から


何日か前、文藝春秋という雑誌の新春2月号を開いて読み出した。いつも、最初のグラビアにさっと目を通し、何人かの有名人のエッセーが載っているところを最初に読むのだが、そこに、【仙谷由人】氏も書いておられた。こういうのは、何というか、贔屓なもので、「おっ、仙ちゃんがこの欄に書いてるぞ」と、息子の晴れのように嬉しくなる。誰でもは載せないからだ。(笑)

内容は、【我が友 松本健一君を送る】という東大時代からの友人で、仙谷氏によれば、気鋭の学者作家であり、別格のすぐれた歴史観、文明観を持っていて、単に文献だけに向き合う学者ではなく、様々な土地、人間と向き合って調査・研究をするタイプだったと言う。現場第一の政治家にとって、彼のような存在は頼もしく、内閣官房参与への就任をお願いし、彼はそれを受けてくれたという。そうした師であり友であった松本氏を昨年11月末に失ったと。俗論を排し、自らの目で確かめたことを元に大きな構図で論を立てた21世紀の日本にこそ、必要な思想家であった、と、仙谷氏は、残念がっている。

この文章を読んだあと、同じ欄で、塩野七生さんが書かれている【脱・樹を見て森を見ず】を読んだ。数多の難事に直面した昨年だつた。何一つとして解決されぬまま迎えた2015年だが、樹を見てても、森を見ることを忘れてはいけないということが書かれている。

仙谷氏にしても松本氏にしても、こうした考え方が根本にある。特に仙谷氏のお話を聞く機会の多かった私は、樹の枝葉のことしか論じられない多くの政治家の方たちと、どこが違うのか、ということが証明されたような気持だった。

明日は【花の会】新年会&仙ちゃんお誕生会だ。

以前も書いたが、花の会というのは、仙谷由人氏(元民主党幹事長)の政治家としての資質、情熱に惚れ込んだ女性たちの会で、もう30年近くも応援して来た会である。たとえバッジを外しても、政治活動は続けられている仙谷さんを、私たちは、応援している。ま、仙谷党員というべきかもしれない。どんな話がお聞きできるか楽しみにしている。

 

2 件のコメント:

  1. ごまめさんのようなファンを持って仙石さんはお幸せです。花の会もごまめさんが引っ張っていらしゃるんでしょう。名前を見ただけでも華やかそう。

    盛会裏に今年の活動始めを終わったと思います。花の会にとっても仙石さんにとっても、そして日本にとってもいい1年でありますように

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    1. 私はどこででも裏方、雑用係です。そういう係は必要なんですよね。私の性にあっていますので、満足しています。(笑)
      肝心の票集めなどは、昔からダメ。(;;)

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