2015年1月29日木曜日

つれづれに……


530分目が覚める。寝床の中で手足を動かしながら、身体のこわばりをほぐす。エアコンをつけて、部屋を温めてから起床。洗顔をし、着替えをし、化粧をする。このトシが来ても、身だしなみと思って化粧は毎日欠かさない。他人さんが見ると、化粧などしていないような顔に仕上がるのだが、それでいいのだ。年寄りの厚化粧は良くない。シミは隠れても、皺が余計に目立つ。若いお肌のようなわけにはいかぬ。重ねれば重ねるほど、斑になってしまう。

厚化粧はしないがけっこう手間はかかるものだ。素顔がひどいものなんで、しみ、そばかすの類を隠す。いや、隠せないのだが、ちょっとはごまかせる。化粧とは、字のごとく化かすことなのだ。

23年前までは、化粧品代というのが、かなりかかったものだ。化粧水も某メーカーの3,000円ほどのものを使っていたのだが、もう今は、昔、母が使っていた【ウテナ】という古くからの化粧品会社の680円ほどのもので間に合う。使っていて分かったが、安物も高い物も、たいして変わらないから不思議だ。高価な化粧品ばかりを使っている友人がいるが、皺はけっこうあるから、そんなに変わらないのだろう。ふふふっ。

昨日は、我が家で毎月1回開くミニ同窓会。ホテルでするよりも安上がりで、気安くて落ちつくし、時間制限がないのがいいと、皆さんが言うので、よく我が家でする。
私は来客には慣れたものなので、苦にはならない。弁当の注文は、いつも美味しい散らし寿司。(250円)お味噌汁は具沢山の豚汁を用意した。11時、全員が揃う。珈琲をたてる。
以前は、10人ほど集まっていたが、只今療養中の方3人、息子の住む遠方に引っ越してしまつた方が1人。6人しか集まれない。そのうち、7人8人とまた増えるだろうが、ちょっとばかり寂しい。

味噌汁が美味しいと褒めてくれる。いつもそう言ってくれるが、お世辞ではない。美味しいはずだ。私もそう思うもの。(笑)

しばらくおしゃべりに花が咲く。生まれたばかりのような曾孫の写真を持参して見せてくれるAさん。『息子や娘の自慢はあかんけど、孫やひ孫の自慢はええんよ』と言いながら自慢。(笑)そうだろう。皆、可愛い可愛いの連発。お世辞では言えない雰囲気だもの。

こんな小さな命でも、身内はもちろんのこと、多くの人達に愛されて大きくなっていくのだ。コトバが分からないうちから、どれほどのコトバを投げかけてもらうことか。自然に日本語が喋れるようになるのはこうした周りの暖かい愛情のおかげなのだ。英語を10年習っても、幼稚園児ほどにも喋れない大学生は、ざらにいる。

日が西に傾く頃になって、やっと帰り仕度。車に乗せてあった、畑で採れた野菜を配ってくれるAさんとBさん。楽しかったと、それぞれが笑顔で散っていく。もちろん来月の日時と場所も忘れずに決めてある。
いい日だったなあ。

 

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