2015年1月19日月曜日

週刊朝日に……


先日17日は、花の会の新年会でした。集まった会員と、その他仙谷ファンは200名近くでした。バッジをはずした仙谷さんですが、人気は衰えません。というのも、まだまだ必要とされて活躍なさっているからでしょう。その一つとして、先日の週刊朝日にも、書かれていることなので、読まれた方も多いでしょうが、紹介します。その書き出しは、

 民主党きっての政策通で、官直人内閣の官房長官を務めた仙谷由人氏。昨年の衆院選で再起を目指すと思われたが、世代交代を理由に不出馬を表明。惜しまれつつ政界を去った。その仙谷氏が、いま知人に熱心にすすめる本がある。フランスの経済学者

トマ・ピケティ著書『21世紀の資本』だ。同書は、昨春英国版が出版されると、米国でベストセラーになり、半年で50万部に、昨年12月日本語版も刊行され、5940円の学術書が、日本でも異例の売れ行きだ。仙谷氏は、この本が熱狂的に受け入れられている理由をこう語る。「経済成長がすべてを解決するというのは、ある段階と局面に限られる。この本は、それを歴史的データーで裏付けた」云々

ということです。この本は、アベノミクスへの警告でもあります。週刊朝日は最後に、【ビケティは今月29日に来日し、公演シンポジウムに参加する予定だ。アベノミクスをどう見ているのか、その発言が注目されている】と結んでいます。

私にはもうこの大著を読む元気はちょっとありません。難解ではないそうですが、日本語版で728ページ厚さ4センチもあり、重すぎます。(笑)(この週刊誌を読んで、内容が分かったような気になるのは、私の悪い癖ですが)
ま、何度も書きますが、仙谷さんのような日本の知的リーダーの、政界(議員)引退は、日本にとっては、大きな痛手としか思われないのは、私だけではないでしょう。

2 件のコメント:

  1. 読んでみたい気もしますが、重い本は持てませんのであきらめます。最近「資本主義の終焉と歴史の危機」と言う本を読みましたが、私もすぐ納得してしまう悪い癖がありますので、こうだとは言い切れませんけれど、でも資本主義が永遠に続くと思い込むのも、どうなんだろう、とは思いました。

    どちらにしても私の死後の事ですね。

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    1. これからは、「資本収益率は、経済成長率より大」という法則こそが格差の根本原因だそうです。
      富裕層が1年間で得られる平均収益率は4~5%で、賃金として受け取る所得の伸び率は、1~2%だそうですから、経済が順調に伸びても、格差はおおきくなっていく、ということでしょうね。
      ま、昔から、富む者は、益々富んでいましたよね。
       その方棒担いだのは、規制緩和じゃないかしら。自民党時代の規制緩和で、シャッター街ができたりもしたんですもの。

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