2015年10月25日日曜日

№990 腸内細菌 その6


  ☆腸内細菌には、善玉と日和見、悪玉があるのだが、炭水化物の中のオリゴ糖や、糖アルコールが善玉菌の餌になるもので、野菜や豆類、果物海藻類に含まれる。但し、果物は、とり過ぎるといけない。最近の研究では、野菜や豆類、海藻など多くとれば、免疫力が上って、癌が予防でき、アレルギーが抑えられることがわかっている。免疫力も上げ、腸内環境も整えてくれるので、便秘や下痢にならない元気な腸にななることに役だっている。こうした食品は、毎日食べ続けることが必要。

☆[善玉菌たくさん、日和見菌ほどほど、悪玉菌少々]というのが理想だが、日和見菌というのは、善玉が多いときは良い働きをするのだが、悪玉が増えると悪いことを始める。悪玉菌というのは、体に悪いということではなく、悪玉も、重要な働きをしている。その代表は、大腸菌で、有害な菌が侵入してきたら、排除のために動きだす番兵の働きをする。また植物繊維の中の水に溶けないものを分解する働きもある。それにその過程で、人体の働きに重要なビタミンを合成してくれている。このような大腸菌を悪玉というのは、数を増やしすぎると、蛋白質やアミノ酸を分解してアンモニア、硫化物、アミンなどの有害物を作り出すからだ。これらのものは、臓器を傷つけ、脳卒中や、心筋梗塞、動脈硬化高血圧、癌などを引き起こし、老化の原因にもなるからだ。臭いのきついウンチやオナラは、悪玉が増えているということでもある。各菌たちは、腸内で隙間なく縄張り争いをしているから、善玉菌を増やすためには、悪玉菌に、暇を与えずに、働かせることがいい。それには、しっかりと野菜、豆類、を毎日とって、大腸菌などを働かせることが大切、ということになる。

4 件のコメント:

  1. >悪玉菌に暇を与えず・・・  悪玉閑有りて悪事をなす ですね。
    わたしの場合は、野菜や海草の中でも一部の物に制限があります。
    腎臓結石ができやすい体質なので、ホウレンソウやタケノコはダメですし、海草も食べ過ぎないようにしています。
    また鰹も食べない方が良いらしく、まだいろいろと避けた方が良い食物があるようですが、面倒なのでその程度のしています。
    結石の為に野菜を制限して、体全体に悪影響が出るとすれば・・・。
    正に 角を矯めて牛を殺す 状態になりますね。
    しかし現実には、食物の種類は世に溢れていますから、何やかんやで生きていけるのでしょう^^

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    1. 身体に良くないものも、たくさんたべなければ、どうということはないのでしょうね。私は、胆石で手術して、胆のうを取ってしまいましたが、体質からいうと、腎臓結石み出来やすいかもしれませんね。何でもいただいていますが……。
      普段野菜類をたくさんたべているので、お弁当など買うときは、中の野菜が少ないので、野菜のオカズも買うようにしています。

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  2. 人体に有用な食事と言うのは、なかなか難しいものですね。あちら立てればこちらが立たず。私の腸の中で今日も菌同士が戦争しているのかと思うと、お腹を撫でながらまあまあと仲裁したくなります。

    米寿が近い私は食べられないものがだんだん多くなってきました。若布、安いお肉。生野菜、それに堅いもの、たべると消化せず下痢してしまいます。食べる事にだんだん興味が無くなります。老化の過程でしょうね。

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    1. 食べることに興味がなくなるというのは、あまり関心しませんねえ。しっかりたべることで、元気になるのとちがいますかしら。
      私もあまり美味しいものが食べたいとは思わないのですが、食べるのも、仕事と思って食べています。ま、量は減りましたけど。

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