2016年1月7日木曜日

№1011 映画【母と暮らせば】


  外出のついでに映画を見てきました。【母と暮らせば】という山田洋次監督の反戦映画です。

以前、亡くなられた井上ひさしさんが、生前「父と暮らせば」というお芝居を書き、その芝居を見ましたが、それと対の「母と暮らせば」というのを長崎を舞台に書きたいと言っていたそうで、それを知った山田洋次さんが、「井上ひさしさんに捧げる」ということで形にされた映画です。

原爆であっという間に死んだ子が、亡霊となって、母の前に現れてきて、語りあうと言う優しくて悲しいファンタジーですが、戦争、そして非人道的な原爆の酷さを訴えています。何度も涙が流れました。若い夢のある若者が、命を落とさねばならなかった戦争。大切な子どもを奪われた母親、悲しみに暮れる家族や恋人。どんなことがあっても、二度と戦争に巻きこまれるようなことがあってはならないと、戦争体験者でなくても、感じたに違いありません。母親役の吉永小百合さん。お似合いの役柄でした。いつまでも美しい方ですね。

 

2 件のコメント:

  1. ごまめさんは相変わらずの行動力ですね。 「父と暮らせば」の舞台を見たのですね。 わたしは相変わらずのDVD三昧で、「父と暮らせば」の映画も、DVD化され、しかも旧作扱いの7日間100円と成ってようやく見ました。
    わたしとしましては、この映画は、映画としては余り良さが解りませんでした。
    原爆で生き残った娘の悲哀、のようなものが描かれていたのでしょうけど、何となく、画面からはそれが素直に伝わって来ないように思えまして・・・。
    「母と暮らせば」も、旧作扱いの100円と成ってから見るつもりにしています。
    良く思うのですが、人間とは何度も何度も戦争の悲劇を繰り返し。
    そして一方で、名作と言われるような、多くの戦争映画を作り上げるのですね。
    戦争を起こすのも、戦争を悲劇として世に問うのも人間。
    僅かに幸いなことは、ここ65年程、極東アジアやEU諸国間で、大規模な戦争が起きていないことですね。
    最も記憶に新しいのは悲惨なベトナム戦争でしたが、或るいは一部の人間以外の人間には、少しは学習能力が有るのでしょうか。
    そうあって欲しいものです。



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    1. 人間の歴史が始まって以来、たこの地球上で戦いが無かったという時代はあったのでしょうか。
      この文明社会になっても、どこかで戦争しています。戦争の多くは、お偉い男の人たちが、巻き起こしています。戦争がお金儲けに繋がる人たちも、大勢居ますしね。
      もうそろそろ、戦争の馬鹿らしさを知ってほしいですね。
      人殺しの道具にお金をかけながら、平和平和と叫ぶという、滑稽な人間。愚かな人たちによって、この地球は滅亡するのではないでしょうか。(::)

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