2016年1月5日火曜日

№1010 絵に描いた餅


  早々に国会が開かれたようだ。【一億総活躍】ということばが安倍さんの口から出るたびに、【絵に描いた餅】ということばが頭をよぎる。もっと適切なことばがないのか、とも思う。第一、【活躍】ということばに該当する国民は、この日本の国で、一億人も居るのだろうか? 高齢化そして格差のひどいこの社会にあって、これらの対策、特に格差を小さくする努力をしっかりしているとも思えない。コップを山に積みあげて上から流す利益が、溢れて下のコップに届くまでを、すぐにでも実現できると思っているのだろうか。

何時の世がきても、今の状態では、格差は無くならないだろう。資本家、特別な才能に恵まれた人、そういう一部の人たちを除いた多くの人たちは、身を粉にして働いているのだが、生活は楽にはならない。歯の浮くようなことばや、絵に描いた餅を百回聞かされるよりも、食べられるお餅1個頂けるような政策のほうが有難いのだが……。

4 件のコメント:

  1. 「一億総活躍」 この言葉を総理から聞いて、「良くぞ言った」と思った人は、この世に何人居たのでしょうか。 彼が昔言った「美しい日本」と同じく、どうも彼の思い描く日本人は、小学校の生徒達が対象?・・・、などと思ってしまいます。 そしてそんな彼が、与党内他、一般の国民からも人気者として扱われているとしたら、我々とは、昔マッカーサーから言われたとされている年齢、が正しかったのかも知れません。 アメリカにも、トランプと言う名の猛者が居るようですが、もしかしたら、これらは、昔大宅壮一氏が言った「一億総白痴化」の現れかもしれませんね。

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    1. 不思議なことに、安倍さんの人気というのは、何なのでしょうねえ。
      昔の若者は、けっこう国のために闘うという根性がありましたね。学生運動もそうでした。今はもうそういうことは出来ないようですね。スマホばかりいじくっているようではねえ……。、ほんとに総白痴化ですかねえ。

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  2. お餅を貰うよりお餅を自分で作れるようにして戴きたいです。

    1億の中にも私も入っているんでしょうかねえ。介護士さんに支えられながら、よちよちと何をしましょうか。

    母親が働くには保育士さんが必要。親の介護を頼むためには介護士さんが必要。どちらも人数が足りないし、素人が今日からというわけにはいかない仕事。

    何かの本で読んだのですけど、今、高学歴女子の貧困が問題になっている由。博士ともなると大学の先生ぐらいしか仕事がないそうで、普通の職場ではかえって嫌がられるとか・・その博士女史が、いざとなれば介護の職場でもといっていましたが、介護も保育もそれなりの資格もいるし実務ができないと話になりません。

    そんな人を増やすのは大変でしょうし、そうやって母親を働かせてもプラスマイナス零じゃないかなあ、なんて思ってしまいます。

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    1. 高学歴になると、何でもやる、ということは、難しくなるでしょうね。博士がマーケットのレジ係はできないでしょうから。介護の世界は、将来は、外国人が、どんどん入って来るのでしょうね。トラックの運転手でも、人手不足ですが、果たしてだれでもが出来るのでしょうか。

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