2016年1月25日月曜日

№1020 勿体ない


  あれこれと詰め込んだ冷蔵庫の中を、「腐らせてしまいそうなものはないだろうか」と掻き回しながら見ていると、あったあった。押しつぶされて変質している【もやし】の袋が出てきた。

このもやし、1週間ほど前に、「これは安い」と思って買ったもやしで、たしか50円程だった。もうこうなっては食べられない。私は、何であろうが、少々賞味期限が過ぎていても平気なのだが、もやしなどは傷みが早い。その日か、34日のうちに調理しないといけない野菜だ。使うことなく捨てるハメになったのは、同時に買った100円の品を150円で買ったも同然で、安いどころか、高い買い物をしたことになる。

このようなことは、食品以外にもよくあることだ。衣料品の福袋を1万円で予約し買わされたことがある。薦められて断われなかったのだ。中に、高齢者向き1万円相当の物が3枚入っていると言われて、ま、1枚でも着れたらいいか、と思って買ったが、実際は、着る気になれた1枚も、着心地からは、5000円ほどのモノと思われたのだ。そのつど反省はするのだが、なかなか直らない。

 話は別だが、廃棄処分にされるはずの物が市場に出回っていたという事件が何度も放送されている。悪いことをするものだと思うのだが、それを食べた人たちに、問題があったとは放送されていない。賞味期限が切れたものでも、食べられる物は、たくさんあるということだろう。

廃棄される食品の中には、賞味期限内というのも、かなりあるという。賞味期限が近い物は、売れないので仕方なく廃棄することになる。戦中戦後の食糧難を経験している者は、「勿体ない。世界には餓死する人もあるというのに……」と思うのだ。そうした勿体ない物が1個でも少なくしてほしいと思うので、私は、賞味期限の近い物を極力買うことにしている。その日に使うものや、賞味期限内に使い切れるものは、何のさし障りも無い。しかも、【2割引き】という有難いシールが貼られたりしているのもある。ただ、独り暮らしなので、「これは食べきれない」と思うような生モノだけは、期限の長いものを買うのだが、何となく、奥の方に手を突っ込んで引き寄せるのは、悪いことをしているようで、いい気分ではないのだが。(笑)

日本では、1年間に1700万トンの廃棄物が出ているのだが、ほんとに勿体ないことだ。何とかならないものなのかしら……。

 

4 件のコメント:

  1. 本当に勿体ない現象が続いていますね。 業界としては、大量生産、大量販売、大量破棄のサイクルを続けていないと、採算上問題が出て来るのでしょうか、ほとんどの食品は輸入品でしょうが、輸入業者から運送業者、加工業者にしても、大きなお金が回っていないと、小さなお金の運用では、会社運営は出来ないようになっているのでしょうね。
    わたしの今朝の食事は、24日が賞味期限のパンと牛乳でした。 昼にウドンを良く食べますが、賞味期限を一日二日過ぎているのを食べることが良くあります。
    余り気にしないほうですから、捨てる食品は全く無い、に近いようです。
    もやしが50円ですか、此方はほとんどズーと39円位ですよ。 昨日買ったのを今日は煮付けに入れて使い切ります。 わたしが料理することも多いのです。今書きながら、牛乳を買うのを忘れていました。 まぁ明日の朝食に足らなければ、水を足しますから問題ありません。^^

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    1. kogaさんも、賞味期限切れは、平気のようですね。ほんとにもつたいないです。食べられるのですから。
      もやしは、こちらも37円くらいです。私野飼ったのは、根キリで、75円くらいします。根かが唱歌に悪いので、お腹の調子によっては、根切りのを買います。以前根を切っていて、ゴム手袋の指先を切りました。(笑)指が痛いので、テープなどまいたりして、よく手袋をはきます。

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  2. 私も少々賞味期限を過ぎていても食べますよ。そもそも賞味期限がどのように決められているのかわかりません。昔は食品の状態、味や臭いや見た目でそれぞれ判断していました。御飯なんか少々痛んでいたって、洗って火を通して食べたものです。

    ただ、蛋白質系のものは火を通しても危険なので、腐ったものは食べるなと言われていましたが・・・

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    1. 以前、バザーでお醤油を買って帰ってみたら、正味期限が2年も過ぎていました。会社に電話で聞いたら、「昔は、カビが生えていても、使っていましたからねえ」と、いうことでした。(笑)使ってもいいということだろうと判断して使いました。

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