2014年8月23日土曜日

難しい経済問題


私の尊敬する仙谷由人氏が、東京で開催しております勉強会【21世紀改革研究会】という会があります。その会で、中前 忠氏(中前経済研究所代表)が『世界経済と日本経済の課題』という題で講演をされ、それを小冊子にまとめられたものを頂きました。仙谷氏の前書きによりますと、中前氏は、仙谷氏が25年間ずっと経済のことについてご指導いただいている先生と書かれています。

中前氏は、まずはじめに、「世界経済は、今年の秋ぐらいから、来年にかけて、かなり厳しい状況に入っていくと私は思っております」とおっしゃっていて、長年蓄積されたデーターから、日本経済の中長期的未来を鋭い切り口で大胆に予測されています。が、悲しいかな、まったく経済には疎い私。世界や日本どころか、わが財布の中のやりくりもヘタな私。勧められて買った株は、何十年も塩漬けといったありさま。ゼロ金利でも、銀行員は、けっこういい給料じゃないの、なんて思う程度なので、よくは分かりません。ただ、中国にしても、アメリカにしても、大変なんだ、ということは分かりました。

最後の仙谷氏等との意見交換の部を読んで思ったのは、我々高齢者(65歳以上)に支払っている年金額は、53兆円(現役世代らいただいているのと、国が7兆円補助)で、この半分近い26兆円以上は、預金にまわっているということですから、日本の高齢者は、お金持ちが多いのか、それともつつましい生活をすることが、身にしみついているのか? はたまた将来が不安なので、遣いたくても遣わないのか、孫のために貯金をしているのかと、色々詮索致しました。
お国のために、などと大きなことは考えませんが、年金を使わずに半分貯めていくなんて、とても私には出来そうにありません。贅沢はしていませんが、自立したそれなりの生活をしていますと、けっこうお国のためになっていて、しっかりと遣っている私であります。(笑)

何れにしましても、これから、安倍さんのおっしゃるように、日本経済が、安定して行くとは思われない、という思いが、益々強くなりました。


3 件のコメント:

  1. 将来の不安が第一です。これから年金がどうなってゆくか分からない。介護保険も医療保険もどうなるか分からない。子供たちは自分の生活で精一杯。少しでも貯めておきたいと思うのは人情でしょう。

    幸いに私たちの世代は耐える事に慣れています。お米をお麦に変えてでも、貯めると思いますよ。ま、今は米より麦が高い時代ですけどね。贅沢も旅行もしない。年寄にお金を使わせたいのは、大企業でしょう。大企業から庶民におこぼれが来るとは思えません、

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    1. 消費は、小さな商店でも有難いと思いますよ。

      私は極楽とんぼなのか、将来は、最低の生活は、なんとか保障してくれると思っています。

      病気になったら、年金だけのことをしてもらいます。大部屋で、保険のきく治療だけで。
      若い者は、大変です。それを思うと、貯めておいてやりたいけれど、そんなに年金頂けない。(笑)

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  2. 小さな商店はとっくに消えてなくなりました。最低生活とはどの程度なのか分かりませんが、医療保険は今でも最低の事をしてくれるだけです。個室に入れば部屋代が要りますし、治療はここまでと決められています。それが出来なくなるかもしれません。

    曽野綾子さんは「野垂れ死にを覚悟せよ」と言ってるらしいですが(近いうちに この本かって読もうと思っています)野垂れ死にするなら、お金はいらないのか知らねえ。

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