2014年8月25日月曜日

不器用者


新聞に、色々な講座の募集が載っている。○○カルチャーセンターとかいうのだが、どれを見ても、このトシでは、始められそうなものはない。

だれしも美しいものは憧れるので、絵、字、焼き物、手芸等々、習いたい気持ちはじゅうぶんにある。

でも、不器用者なので、習ったところで、美しいものが作れるとは思わない。不器用というのはソンだなあ……とつくづく思う。

最近は、いろいろと自分なりの楽しみをもっている方が多いので、書道、絵画、写真、陶芸、染物など等の展覧会・発表会を見せて頂くことがしばしばあるのだが、その度に、自分にはない才能を持っておられる友人知人を羨ましく思うし、親を怨むつもりはないが、恨みたくもなるのだ。こうしたものは、器用不器用が、かなりあると確信しているからだ。

この間も、小さな折り紙10枚ほどで、鶴を折ったのだが、まともに折れない。不格好な鶴になる。「先をきちんと揃えて折ります」と、書いてくれてあっても、折ったつもりが折れていない。出来あがったのを見ると隙間が出来ていて、やり直すと、もう鶴ではなく老いた死にそうな鶴になっている。

字だって、「練習したら、だれでも上手くなる」なんて言うけれど、ウソだ。いくら書いても上手くならない自分の名前が、証明している。

今更書家になるわけではないので、もう少しまともに書きたいと思うだけのことだが、書く度に「綺麗に書く」ことを念頭に書いているつもりだが、でも書けない。
【器用になる】という薬、だれか発明しないかなあ。

2 件のコメント:

  1. ごまめさんなら何でもできると思いますけどねえ。年取ると折り紙はうまく折れなくなりますね。鶴は細かい所が多いので難しいと思います。字も角度がうまく取れなくなります。生まれつきばかりじゃなくて年も関係するのかしらね。
    カルチャーで何か作っても使い道がないし、溜まるばかりで困るとの事です。貰ったら貰った方が困りますしねえ。

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    1. 私は昔から、何をしても下手でした。小学生のとき、工作などの宿題は、父が見かねて作ってくれました。(笑)
      上手な方も、トシとって上手く書けないのに、下手がトシとったら、どんな字になるか、想像してください。(::)

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