2015年3月15日日曜日

№900  蜂須賀桜


蜂須賀桜は、ヤマト桜と、沖縄系の桜の一代交雑種カンザクラの一種で、江戸時代まで徳島城御殿にあった桜です。最後の城主蜂須賀茂韶(もちあき)が、重臣原田家(国登録有形文化財)党首に託したとされています。その母樹は、今も毎年、この季節には、咲き誇っています。

今日は、その原田家で行われる【武家屋敷と蜂須賀桜】の一般公開の日なので、小雨の中、会のメンバーの方に連れて行っていただき、桜を見せていただきました。淡い紅色の花をつけて、枝を四方に拡げる蜂須賀桜の母樹の、堂々たる姿は、不思議な清々しさと艶やかさがあり、老木とは思えぬものがあります。老いてもこうした桜のように生きたいものです。

そのあと、お屋敷内に入れていただき、お手前を頂きながら、尺八と琴の演奏(千鳥・六段)を聴き、帰りました。連れのひとりは、蜂須賀桜の苗木を買われましたが、桜は虫がつきやすく、消毒等の手入れをすることが出来ないと思って私はよう買いませんでした。

とにもかくにも、今年初めての桜との出会い、しかも何百年もの老樹の咲かす花との出会いは、私のどこかに鞭を打っていただいた気分でした。

2 件のコメント:

  1. よかったですね。私も1度は見たいと思っていました。もう諦めていますけど・・・・桜の短歌はいっぱい作りましたけど、蜂須賀桜と吉野の桜を見残したのは残念です。

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    1. 蜂須賀桜の会は、今年で10回目だそうですが、私は、一昨年と今年の2回しか見ていません。小雨の中でしたが、大勢の方がみえてました。
      吉野の桜は、数が多いので、また違った雰囲気ですね。2度程車で行きましたが、凄い人出で、大変でした。

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