車を走らせているときのこと。前を走っていた軽自動車の助手席の窓から、突然カラのペットボトルが放り投げられた。
舗装されたきれいな道路にペットボトルは音をたてて転がった。
それだけではない。続いてお菓子の入っていたと思われる袋が窓からひらひらと飛びだした。
真昼間の広い道路で、こうしたゴミを車から投げ捨てるのは、あまり見かけたことがないので、呆れてしまった。
赤信号で止まった時、ちょうど左折レーンに入った私の車の真横に、前を走っていた軽自動車が停まっていたので、ちらりとのぞいた。どんなニイチャンが捨てたのか、お顔が見たいと思ったのだ。
何と若い男の人運転で、助手席には、若い女の人が乗っているではないか。
まだこういった女もがいるんだなあと、ヘンなことで感心してしまった。
捨てる人も、少しは羞恥心があるらしく、こそこそと暗い夜道で投げ捨てる人が多い。先だっても、夜、信号待ちのとき、窓から、灰皿の中身を捨てていた男の人を見た。
私の家のすぐ横の田舎道でも、よく、こうしたものが投げ捨てられているのだが、大抵の場合は、夜の間に捨てられている。朝、目に付くと拾って捨てると、昼間は何とか大丈夫なのだ。
『ゴミは持ち帰りましょう』とか、『犬のフンは、持ち帰ってください』とか、書かれた張り紙はよく目にする。と、いうことは、ゴミを捨てる人達や、犬のフンをそのままにしていく人が、後をたたないということなのだが、公衆道徳というものの徹底は、難しいものらしい。
世のなか、進歩はしたものの、永遠?に足踏みしているもののあることも事実なのだ。いつの世がきても、こんな人間はなくならないのだろうか。情けないことである。
0 件のコメント:
コメントを投稿