消費税

やっと、というか、難産の末というか、消費税率引き上げ法は、昨日の午後の参議院本会議で、民主、自民、公明の３党などの賛成多数で可決・成立しました。

いろいろと悪口を言われながらも、選挙には不利なこの法案を、何とか目鼻をつけた民主党には、ご苦労さまと言いたい気持ちです。

それにしても、「解散解散」と、よくいうよ。国会議員の数減らしも憲法違反のままだし、定員削減問題もまただし、何を考えての解散なのか、さっぱり分かりません。

マニフェストに書いてないことをするな、約束が違う、などと言ってる野党さんにお聴きしたいのですが、政治というのは、大災害や何かが起こったり、想像以上の腐食があったりしても、設計図の変更はしてはならないものなのですか？

政権をとって初めてわかる大きな虫食い穴、想像以上の害虫の存在、こうした言ってみれば、前政権の後始末にどれだけ苦労されているか、ご存じでいっているのか？と思います。

今まで、消費税増税をしたくても出来なかった政府、目の前の【選挙】のことで先送りしてきたことで、国の借金が膨れ上がってきた事実を考えると、私たちの傷みは、自業自得と言わざるをえません。

消費税増税を言うと当選できないというお国柄、すなわち選挙民の考え方が、このような借金国にしてしまったということでしょう。

今回の法律どおり、消費税率が引き上げられた場合、一般家庭の負担は、どの程度、増えるのか、それは、分かりきっています。税金のかかる物に出費をすると、その金額の３％が余計に出費されるということです。

私のように、年金しか入ってこない者は、３％分、買い物を控えることになるでしょう。ときによっては、わずかな蓄えの目減りということもあり得ます。

税金に関係のない支出といえば、今のところ、のし袋に入れる交際費か寄付金、くらいでしょうか。

ま、簡単にいえば、ちょっと生活を切り詰めて、税金に回すということでしょう。

これは、私たちの作ってきた借金なので、子孫に迷惑をかけないためにも、しかたのないことと思います。

今の年寄りは、贅沢を、ようしない分、預金を多少持っていると言われています。国としては、それをしっかりと使ってほしいところでしょうが、なかなか死ぬまでの経費の計算ができないので、裸になるまで使い切れないのが実情です。

私も、贅沢などしていないので、葬式代は残してあります。それだけですが。(^^;;

余談ですが、使い切れずに死んでいくと、残された遺産というのは、子や孫にもらってもらうことになりますから、小子化の現代では、一人っ子同士が結婚しておれば、両方の親から、遺産がはいってくるわけです。３軒の家持ちになることもあり得ます。(笑)

ま、そんな獲らぬ狸の皮算用はしないのが賢明で、

小金持ちの親ごさんには、しっかりとお金を使わせるよう、助言するのもお国の為でしょうし、親ごさんも、せっせと孫さんのために、投資？するのも悪くはないでしょう。

孫の親たちは、子の教育に、お金がかかることを心配して、子どもを何人も産めないという方もおられます。

国もそうしたことを出来るだけ手助けしようと頑張っていますが、年寄りも、頑張れるものなら、頑張るべきかと思います。

さて、これからは、消費税についての、色々な問題の解決策を考えていかねばならないので、さらに大変と思いますが、消費税増税で、益々苦しむ人達をつくらないことを願っています。