2014年4月17日木曜日

天津甘栗と脳


天津甘栗という栗がある。栗といえば秋に店頭に並ぶものだが、この天津甘栗は、一年中どこにでも売って居るものなので、よく目につく。中国嫌いの私だが、日本産の天津甘栗というのは無いので、これはたまに買っている。

先日も、あるところで、テントの下で裸電球に浮かびあがっている天津甘栗の店を見付けて車を止めた。そこは、お風呂屋さんの入り口のところだった。(こんなところで天津甘栗の店を出している)と、ちょっと意外に思ってそばに寄っていくと、おっちゃんが店終いをするところだった。

春というのに、とても寒い夜だったので、おっちゃんは震えながら、「寒くて冷えてしもうた。お客さん、マケとくけん、二つ買うてつかい。はよ風呂に入りたいんじゃ」とおっしゃる。11000円のを二つで1000円にしておくと言う。「そんなにたくさんいらんのよ」というと、冷凍しておけとおっしゃる。ま、いいか、と21000円で買って袋を抱えて気が付いた。袋はふくらませてあるから、袋いっぱいに栗が入っていると思いがちだが、さわってみると、半分ほどしか入っていないのだ。これなら、たいした量ではないと思った。

帰ってから、5粒ほど取りだして、あとは教えてもらったように冷凍室に入れた。

今日、夕食後ふと思い出して、冷凍された天津甘栗を10粒ほどとりだした。しばらく置いておくと、食べごろになっている。

甘栗をむきながら、こんな栗のように、振ればコトコト鳴るような頭にはなりたくないなあ」と思った。

最近、漢字を書いたり単純な計算をして脳を鍛えている、ということをよく聞く。本屋の棚には、その手の本が山積みされている。人気があるのだろう。こう言う私めも、昨日本屋でその手の本を手にしてみて、面白そうだったので、3冊買ってきたところである。(そろそろ脳も隙間が広がってきたに違いない、とやる気を出したのだ)昨夜は、それにはまって12時近くなるまでやっていた。今のところは、易しいものなので、すいすできているが、そのうち、だんだんと難しくなつて、投げ出すかもしれないのだが、【脳を鍛える】という目的があるので、続けられそうにも思うのだが、あやしいものだ。(笑)

 

 

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