2014年6月5日木曜日

コトバは神様


同窓会のお世話をしていますが、その季節になりますと、案内状を送ったり、返信をいただいたりします。電話もよく頂きます。久しぶりの声に、お互い声が弾むのですが、ちょっとおしゃべりをしても、「もうトシとるってしんどいわ」といった後ろ向きの方と、「まだまだ元気で参加したいからこれからもお願いね」と、前向きの方といらっしゃって、その考え方の差が何となく明暗をわけているので、私もつい、萎みそうな話を聞きますと、お尻を叩くハメになってしまいます。「もう84になったなんて、思ったりしないで、まだ84だと思いなさいよ。100まで16年もあるじゃない」なんて偉そうなことを言うのです。(笑)

本心言いますと、私だってハラハラしながらの毎日で、「これが終わるまでは、死ねない」と思っているわけで、人様に偉そうなこと言えないのです。でも、そういうやりとりをしていますと、自分の生活や思いが、後ろ向きになることへのカセになっていきます。【お互いが手を取り合って行こうじゃないの】という気持ちは、お節介かもしれませんが、私の主義でもあります。

「あんたに元気もらった」と言われますと、私も元気をいただくのです。

「コトバは神様」と言う言葉があります。何でも作るのがコトバ。作るとは、影響力ということも含まれます。コトバが先走ることもあります。でも、その言葉によって、自分の身を引っ張りあげてくれることもあります。カラ元気であってもいいのです。

腰がくの字になっても、杖をついていても、いつもにこにこと「元気よっ」と笑うAさんを、私も真似ていこうと思っています。

4 件のコメント:

  1. 気は持ちよう ものは言いよう でどうにでもなりますね

    前の日曜に、将棋の番組で解説者がいいこと言ってましたよ。

    「過去から見れば今の自分は最も年をとってるけど、未来から見れば
    今が一番若い」

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    1. そういうことですね。今日が一番若い日なんですもの。

      もう83歳。まだ83歳。やることがちがってきそうですね。

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  2. 「始めに言葉ありき・・・・言葉は神であった。」ヨハネの福音書にあるそうですね。言葉は自分にも他人にもとても大きな影響を与えると思います。明るい言葉は心も明るくするでしょうね。

    同じ事を言われても言われ方、そうしようと思う時と、放っといてと思う時があります。ま、落ち込みがちなのが年寄りの心ではありますが・・・

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    1. そうですか。「コトバは神様。コトバは何でもこしらえる」と、ある作家がいっていたのを昔聞いたのですが、聖書からのコトバだったのですね。

      気分で心は変化しますものね。ま、極楽トンボ的に生きようとおもっています。落ち込まないで、落ち込まないでと、ね。

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