2014年7月19日土曜日

ミニ同窓会


昨日は、毎月どこかに集まっている9人の同級生のおしゃべり会を我が家でした。出席は6名。3人は体調不良で欠席。3か月前までは、9人そろったが、その後は8人、7人、6人となっている。暫くは9人がなかなか揃わないだろう。長引きそうな病状の方もいるのだ。

皆口々に、明日のことは分からないと言う。休んでいるAさんなど、2か月前までは、元気そのものだつたのだ。

昼食を食べ、お茶を飲み、持ち寄った果物や可笑しをいただきながら、話は、これから自立が出来なくなったらどうするか、という問題になったのだが、やはり全員が、家庭では無理という。どこかの施設に入らねばならないと言う。どこそこの施設はいいらしいとか、○○老健施設が病院の経営なので終の住み家の心配はないとか、一応は言うのだが、詳しく調べたわけではない。

本や冊子のこうした問題の特集には、「最終的には、自分の目で見、確かめて決めるように」と書かれている。

知人の方が、ご自分の母親を施設に入居させるのに、大変な苦労をされたと伺ったことがある。新聞に書いてあった施設の内容と、実際の内容が、かなり違っていて、「ここには入れてはおけない」と他所に移られた。外部から見ただけでは分かりにくいのが福祉の世界である。中には数日間の体験入居をして、入ったのに、失敗だったという方もおられる。素人では、なかなか数日くらいでは、内部までは見抜けないのだろう。

また、施設そのものはいいが、入居している方たちがどうも……といって出られた方もいる。

「私たちで暮らす家作る?」と誰かが言う。「そう。お互い助け合っていこうよ」「それは、自立出来てるうちならお世話出来るけど、お互い歩けんようになってからは無理やわ」「そら、介護の人を雇うんよ」「そらええなあ。でも、家も建てんならんなあ」「誰が建てるん」「ほら協同出資や」「そんなゼニないわ。はっはっは」

いやはや、もう目の前にきている【自立出来なくなった時】の問題だが、なかなか解決しそうにない。本当に施設に入りたいのであれば、すぐにでも、真剣に入居先を調べはじめなければ、なかなか見つからないだろう。

ま、こんな話をしながら、老いの心構えというか、心準備というか、縄をなっていくのである。

2 件のコメント:

  1. 人間死ぬまでが大変ですね。長生きするので施設生活も長くなり、施設の職員も変わってしまうので、最後までどうなるかはどこへ行っても分かりません。

    協同で生活すると言うケースもあるようですが、介護してくれる人を雇うのはきっと大変でしょうね。介護職員は今どこも人手不足。素人では最後の看取りまではどうでしょう。昔は長男が責任持ったものですが・・・まあ、なるようになってゆくと思うしかありませんよね。

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    1. トシをとっても、何とか自立していますと、なかなか自立出来なくなった時の準備ができにくいものですね。
      口では、言ってますけれど。

      なるようになる、しかないのでしょうかねえ。

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