2014年7月5日土曜日

最下位県


徳島県というところは、観光地としてはあまり魅力がないのか、新聞の発表によると、県内宿泊者が、昨年は225万人と、4年連続で全国最下位県のようだ。増加率からみると、24%と、全国で3位らしいから、努力の結果は出ているのだが、最下位ということからは抜けられないようだ。

本土との連絡橋が出来て、便利になったのだが、阪神方面から日帰り出来るようになって、泊り客は減ってしまったし、買い物客の足が阪神に向くことも増えた。

鳴門の渦にしても、秘境の祖谷にしても、魅力のある土地なのだが、あまり宣伝されていない。訪れてみると、よく解る。阿波踊りだけが全国的に知られているのでは、ちょっと寂しい。
今年の早春の頃、祖谷を尋ねたが、観光客は少なかった。観光客が少ないということは、それだけ俗化していないということにもなるのだろうが……。

もう20年も昔になるのだが、新幹線で東京に行った時、隣の方が、退屈まぎれに私に話しかけてこられた。徳島から来たというと、「徳島は九州かな?」なんて言われた。「四国です。阿波踊りで有名な徳島です」と言うと、「ああ、そうですか」と言ったのが、記憶に残っている。【徳島は随分田舎なんだなあ】と思った。ま、20年も前に比べると、情報は随分増えているので、今はそんなことはないだろうが、『行ってみたいところ』ということになると、頭には浮かんでこないところかもしれない。

地方の町起しやら、イベントなどが定着してきたり、団塊世代の方たちの歩き遍路などが、どんどん増えてくると、最下位からの脱出ができそうにも思うのだが、それも宣伝をしなければ、なかなかお客様は寄ってはこないだろうなあ……。

2 件のコメント:

  1. 徳島県は知名度低いようですね。飛行機や新幹線の中で隣席の方と話しても徳島がどこにあるか先ず知らないです。もっとも何十年も前の話ですが・・・今でもあまり変わらないのかもね。土佐や伊予は割合知られているのに、阿波がこんなに埋没しているなんて残念ですね。

    徳島県人ってきっとおとなしいんですよ。宣伝も下手。天下に名を轟かすような人出ないかなあ。

    返信削除
    返信
    1. ほんとに残念ですねえ。徳島には、高知のように有名な人物が出ていないこともあるのでしょうね。
      これからも出そうにないかなあ。(笑)

      削除