2014年7月3日木曜日

働く主婦の声


「昔はな、稼ぐのは男。女は子育てせんならんし、結婚したら、主婦業に専念。いくら離婚したくても、自立ができんばっかりに、苦労と忍耐の生活やったわ」そうおっしゃっていた年配の方がおられた。その横におられる若い方が言う。

「今は女も働くことが普通やけど、働きとうて働いてるんとちがうわ。子育ては、他人さんに頼んででも働いてはいるが、お父ちゃんの稼ぎだけでは食べていかれへんのやもん。働きとうのうても、しかたないよ」と。また、「私やかし、機械的な単純作業の仕事しか出来ないけんな。子ども預けて働く喜びなんてないわよ」ともおっしゃる。

こうした女の方たちは、大勢いらっしゃるのだろう。

ある方が言っておられたことを思い出した。アメリカに住んでおられた方が、「アメリカの女の人は、日本の女の人よりも、専業主婦を望んでいる」と。主婦が子育てほっといて働かんならんような夫の給料の低さが問題だと、アメリカの普通の女の人は、思っているらしい。ま、日本だって、同じじゃないかと思う。

最近の幼い子どもたちの様子をみていると、母親と子供の関わり方には、色々と問題もあるなあと、思わざるをえないのだ。いつでも母親の暖かい手に抱かれて成長していくことが、親も子も願っていると言うのに……。

 

1 件のコメント:

  1. 徳島県の女性は昔からよく働いていました。農業や商業など自営業が多かった事もあるのでしょうが、サラリーマンの専業主婦と言うのは少なかったと思いますよ。自営業の方は、勿論、家業も1人前にこなしながら、家事育児も人並みにしていました。

    朝星、夜星、当たり前でした。子供もそれを見て育っていますから、家の手伝いに不満は持たなかったと思います。幼い子は幼いなりに親の背中を見ています。自分で出来る事は親に頼りませんでしたし、兄弟の面倒を見るのも自然な事でした。

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