2013年4月25日木曜日

夕日


夕日を眺めるのが好きだ。それは、庭の片隅であったり、吉野川の橋の上などで渋滞したときなど、束の間の楽しみが味わえるのだ。

朝日は何となくギラギラしていて、まともに見ることが少ない。「きれいだなあ」と思えるような時刻は、大抵家の中か、蒲団の中だ。朝日を浴びながら、色んなことを感じることはあまりない。

それに比べると、茜をはじめ、多くの色を含む夕日は何となくロマンを感じるのだ。
一日の終わり、今日一日の無事を感謝する気持ちが無意識に、美しい夕日との出会いで、更にじんわりと気持ちに沁み込むものがあるのだろうか。

昔、何かで読んだことがある。チンパンジーが、アフリカかどこかで、夕日の沈んでいくのを、一人?でじっと眺めているのを、何人もの動物学者が見ていると……。

人間に近いチンパンジーらしい話だと思ったのを憶えている。他の動物は、夕日を眺めたりはあまりしないだろう。

以前、愛媛県の内子へ旅した時、夕日の美しい町として知られている伊予市の双海町に惹かれたのだが、天候の関係で足を延ばすことができなくて残念だった。【日本の夕日百選】にも選ばれていて、西瀬戸の水平線に沈む夕日がとても美しいそうだ。一度、ゆっくり観たいものだ。

最近、ゆっくりと夕日を眺めることがない。殆ど毎日、夕方から、忙しげに劇の練習に走る。ふと、窓から差し込む朝日をみながら、こんなことを書いてしまった。(笑)

2 件のコメント:

  1. 私も夕日は大好きです。ロマンがありますし、過ぎて行く時間を感じますね。私の中に積み重なってゆく時間、崩れて行く時間、どれも美しいと思いながら眺めています。

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    1. 夕日をながめる、こうした時間は、孤独を楽しむ時間でもありますね。
      ゆっくりと夕日を眺めたいわ。

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