2013年4月9日火曜日

興味と関心


私の友人のSさんは、昔の学生時代のことや、同僚だった方の家族関係など、よく記憶されていて、周りの人を驚かします。
私など、自分で言ったことも忘れているのに、彼女は憶えていてくれて、「あの時、あんたがこう言った」なんて言うものだから、感心します。

人間は、年をとっていくに従って、色々な興味や関心も衰えていくのはよくあることですが、Sさんは、そうしたことへの好奇心はいつまでも持続しているようです。
好奇心があるから、他人さんの家庭のことなども、根ほり葉ほり尋ねます。やはり、Sさんの記憶力は、好奇心と無関係ではないことがよく解ります。

 
ある学者さんは、こんなことを書いています。

「脳は、もともとは考えるために出来たのではない。みみずの脳は、餌に近づくとか、敵が来たら逃げるとかのためにある。すなわち、身体感覚を身体運動に変えるためにある。感覚を運動に変えるためだ。つまり、脳は体に密接に結びついている。

人は、進化の過程で、色々と考えたりすることが出来るようになってきたのもので、一足飛びに結論を言うと、脳は、身体の奴隷なのだ。幸せだから、笑顔になる、ということもあるが、笑顔でいると、幸せになる、の理論である。

脳の立場からすると、頭骸骨の中で、真っ暗闇の世界にいる。外の情報が分からない。目で見、耳で聞く、手で触る、などの身体を通じてしか分からない。体からの信号がなければ、脳は無知なモノでしかない。

言いかえると、身体からの働きかけがなければ、脳は、活性化しない、という結論になる。

となると、脳より身体の方が大切で、日ごろから身体を適度に元気にしておいて、いろんなことに興味を持つことが、大切だということのようですね。

 

2 件のコメント:

  1. 分かりました。体をよく動かせ。という事ですね。体を動かしていると脳も元気になると・・・

    困ったことに、最近ますます体を動かすのが億劫になりました。寝て本を読んでる時間が一番幸せなんて困ったもんです。

    ごまめさんを見習わなければね。とても真似は出来ないけれど・・

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    1. ふふふっ。私を見習っていてはダメです。

      私の身につけている歩数計、外に出なくても、かなりの歩数がきざまれる。これは、家の中で、あちこちと、探し物をしている証拠です。とくに増えましたね、探し物が。(笑)

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