2012年12月15日土曜日

闘い済んで日が暮れて……


雨の中、最後のマイク収めをした仙谷由人さんは、一回り小さくなられたほど、疲れていらっしゃいました。それでも、元気なお声で、にこにこと皆さんにたっぷりなお礼をおっしゃっておられました。今回の選挙ほど、ご苦労をなさったことは、多分なかったと思います。

今日は、私めも老骨に鞭うちながら、与えられた名簿の電話掛けのあと、持ちこんでいた私の電話帖をひろげて、ご無沙汰を詫びながら、友人知人にお願いしたのですが、仙谷さんの今までの仕事ぶりを、ほとんど知らない人たちの多いことに驚きました。
ま、無理もありません。私でも、この度、耳新しいことを色々とお聞きしたのですから。言うなれば、日本の国の大事な決断や、なさってきたお仕事を、殆どご本人もしゃべらないし、マスコミも報道していないということです。
これは、ご本人にとっては、奥ゆかしいということかもしれませんが、市民にとっては、正しい判断材料の不足ということでもあります。マスコミは、自分たちの生きやすい党派を贔屓にするのが当たり前のような現実です。私は、こうしたマスコミの堕落は、長い自民党政権に責任があると思うのですが、今頃こんなことを言っても仕方ありません。市民の一人ひとりが、しっかりしないことには、どうしようもありません。

自慢ではありませんが、私は、あまり人の悪口は言わずに生きてきたのですが、今日ばかりは、電話口で、友達や知人に、相手の悪口(いえ、ほんとのことだけ)をしゃべって、溜飲を下げてきました。()
こんな気持ちのいいこと、久しぶりでした。ふふふっ。
虚像を作られて悪戦苦闘している仙谷さんを思うと、これくらいの仇討は、やってもいいさ、と、古女は思った次第です。

家に帰ってから、Kさんという親しい女性から、電話をいただきました。区外の方ですが、今までしたことのない応援をしてくださっています。仙谷さんが落選でもしたら大変ということで、電話をしてくださっていたのですが、思ったことがあるとか。
それは、今まで知性のある方だと思っていた方に、がっかりさせられたり、反対に、思いのほかご自分の意思をもっていらして、世の中をみておられて感心したりした、と言うのです。選挙の人選びというのは、その方の政治意識はむろんですが、人物そのものの物差しにもなりうる、ということかもしれません。
いずれの方を選ぶのも、自由です。ただ、どなたを選ぶにしても、視野を広げて、ご自分の意思で判断していただきたいと思います。

明日は投票日。棄権は危険です。胸をはって、【この方なら、まちがいなし】という方を投票いたしましょうね。

0 件のコメント:

コメントを投稿