今日は昨日の天皇誕生日(日)の代休。子どもたちにとっては、嬉しいクリスマスイブでしょう。
孫が小学校2年生くらいだったと思います。孫の友達が、5人程集まって、サンタクロースは、実際に来てくれるのかどうか、という議論をしていました。「うちは来てくれる」と、言う子がほとんどの中、Aちゃんが言いました。「サンタクロースなんていない」と頑張るのです。他の子どもたちは、おるにきまっていると頑張ってます。すると、Aちゃんが「だって、私の家に来てくれたことないもん」と、かなり厳しい口調で言いました。皆は、一瞬、キョトンとしていましたが、他の子が、それぞれに「家、知らんのとちがうん?」「靴下ぶらさげとるん?」とか言います。
こういうことは、何とも切なくて、聞いておれません。Aちゃんは、母親が病気です。子どものクリスマスのことどころではありません。だからといって、そっとプレゼントをポストに入れておく、なんてことは、出過ぎたことと思うので出来ません。今でも思い出します。
サンタはお父さんやお母さんで、寝ている間にそっと置いてくれる、と気付くのは、小学校4、5年生でしょうか。それを見届けようと、寝たふりをして、確かめたという子もいるでしょう。いつかは感づくことですが、親に騙されていたと怒る子はありません。大人になって、我が子にプレゼントをそっと枕元に置きながら、懐かしく子どもの頃を思い出しているかもしれません。
私のような年齢の者は、クリスマスに親からプレゼントをもらったというような思い出のある方は、かなり恵まれていた方たちでしょう。幼稚園でも学校でも、クリスマスなんて、まったく関係なく過ごしました。その代わり、お正月は、とても楽しい行事でした。お年玉をもらうと、一日はじっと我慢して、二日には駄菓子屋に走っていって、あれこれと籤をひいたりしたものです。(元旦からお金を使うのは、いけないことと教えられたものです)羽子板を突いたり、かるた取りをしたり、トランプをしたり、福笑いをしたりと、普段では味わえない楽しさがありました。
今の子どもたちと違って、テレビもゲームもない代わりに、友達との遊びは、一年中ありました。
今の子どもたちと、どちらが幸せだったのか、なんとも言えませんが、あまりにも恵まれ過ぎた子どもたちをみていますと、一体、何が思い出に残っていくのかなあ……なんて思ってしまいます。
いよいよ年の瀬。ちょっと忙しくなります。風邪などひかぬよう、気を付けていきたいと思っています。
体調はほぼよくなりましたが、まだ、4,5日は禁固刑らしいです。この狭い部屋で体を持て余しています。
返信削除今年のお正月は、このまま大人しく過ごすことになるでしょう。
クリスマスもお正月もよそ事みたいです。
ごまめさんの文章読ませていただいて、子供時代を懐かしく思い出しています。80年も経つと世の中こんなにも変わるのかと感慨無量です。
戦後の変わりようはすごいものね。今の若い人たちには、想像も辛抱も出来ません。(笑)
削除私らは、そんな時代を潜り抜けてきたから、何でも我慢できそう。
年末年始の寒い時は、じっとおとなしくしていてね。早く体調を整えてください。