2012年12月31日月曜日

おおつごもり


幾つになっても、大つごもりは女どもには忙しい日ですね。特別なことはしないつもりでも、昨日と今日は、朝から夜まで、休むひまもなく、動いてばかりでした。

私は、いつもは独り世帯なのですが、大つごもりとお正月三が日は、同じ庭に住む息子一家といっしょに祝いますので、手分けでおせちを作ります。私は、もっぱら煮物係り。今年も12種類の煮物を作りました。手なれたものですが、黒豆のように、時間のかかるものもあって、目が離せません。

ちょっと丁寧な掃除も、けっこう大変。重たいものを動かしたり、普段は見逃している隅っこの埃を拭きとったりするものですから、腰をさすったりしながらの大奮闘であります。

忙しいと言っても、無理をするほどの体力はありませんから、傍目には、ぶらぶらしながらやっているように見えると思います。事実、ぶらぶらしているのです。その証拠に、色々なことを思い出したりしながらしているのです。

子どもの頃の大つごもりで思い出すのは、集金に行かされたことです。印刷屋をしていたので、ツケのお客があります。今のように、会社組織ではありません。父母と、工員さんが3人程の小さな工場です。年末ともなれば、忙しく、集金に行く間もなかったのか、長女の私は、小学校5年生くらいから、月末は集金に行かされたものです。特に、大晦日は、何カ月も引き延ばされていた支払いをいただきに行くのですが、それまで、何度も「来月にして」などと言われてきた家に、何度ぶりかの訪問ですから、気が滅入ります。玄関先に犬でもおろうものなら、もう泣きたい思いでした。
今の子どもたちには、想像もできないでしょうねえ。集金の手伝いなど……。

そんな手伝いをしたせいか、ツケで品物を買うということは、嫌いで、したことはほとんどありません。

紅白歌合戦も、もうあまり興味がないのですが、除夜の鐘は聞きたいと思いながら、今年の終わりを待っています。

皆さま、よいお年をお迎えください。m(_ _)m

 

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