2014年3月10日月曜日

3年前の思い


明日は、朝から夜まで、忙しくしていますので、ブログはお休みいたします。震災の日のことを、一日早いのですが、犠牲になった方々のご冥福を祈りながら、書いておきたいと思います。

あの日は悪夢のような日でした。震災があったことを知ったのは、震災後、何時間かしてからでした。車の運転をしながら、何となく異常な雰囲気を感じました。吉野川の堤防付近では、拡声器で何やら言っていますが聞き取れません。

家に帰ってTVをつけたとたん、大震災のニュースでした。

それからは、連日テレビ情報に釘付けになっていましたが、犠牲になった方々のことが、頭から離れませんでした。

その後、しばらくして、何とも言いようのない、気持ちが私の身体の中をうずめました。それは、東北地方の方たちの素晴らしい人間像というか、不思議な風のようなものが、私たちを安堵させてくれました。ああ、日本人はこんな大災害に遭っても、暴動が起こることもなく、ただただ、皆で助け合いながら、頑張っている、素晴らしいと、今度は悲しみの涙が、嬉し涙になったのでした。
TVに映し出されるのは、被災地の避難民の耐えて生き抜こうとする懸命な姿でありました。しかも、不自由、不便、不満といった感情も、ただ助かったという感謝の気持ちの中に押し込めて、懸命に、歯をくいしばっておられました。「ありがとうございます」と、感謝の言葉がほとんどのような東北の罹災者の皆さん。私たちは、多くを学ばせて頂いたものです。

大自然の猛威には、私たちは何も手だしはできません。ただただ恐れ慄くばかりです。紙一重の違いで助かった方々にとっては、裸同然になっても、有難く、謙虚にならざるをえないのでしょうか。
そんな思いの中で、私たちは、いろいろなことをしっかりと認識させられたものです。日本と言う国の有難さ、豊かな生活の有難さ、そうしたことへの感謝の気持ちも、あらためて身にしみたものでした。

災害の恐ろしさを忘れてはなりません。そして、あの時に学んだ心も、忘れてはならないと思っています。

まだ寒さの残る東北。早く、暖かい日差しが輝くことを願っています。

 

2 件のコメント:

  1. あれから3年、色々な事を考えさせられましたね。中でも原発についての勉強不足を思い知らされました。今でもよく分からないのですが、直感では原発は何時か破局的な問題を起こすような気がします。

    この世の事1寸先は闇だという事も分かりました。

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  2. ほんとにそう思いますね。明日のことが分からない。

    震災の時のことがTVで写されると、泣けてくる場面ばかり。トシとると、涙もろくなります。

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