2014年3月9日日曜日

復興の遅れは……


新聞テレビでは、3年になる大震災を返り見る報道が、次々と目の前に突きつけられています。罹災者の殆どの方は、復興の遅れを何とかしてほしいと願っています。

この3年間の前半分は、民主党政権でした。民主党政権は、震災の衝撃と、直後の緊急対策に追われた1年半でした。大変な目にあいながらも、よくやったと思います。

しかし、それからの1年半は、どうだったのでしょうか。安倍さんは、国会で追及され、答えに窮しますと、真っ先に民主党の無策を引用してそれよりましのようなことを言ってきました。もう、黙ってはいられない気持ちです。
自民党は、民主党のやったことの反省の上にたって、やっていると言いますが、それなら本格的な復興政策に全力を注いできたのでしょうか。憲法改正だの、何だのと、大多数の議員を獲得したことを武器に、自分勝手にやりたいことばかりに力を注いできたとしか思われません。
しかもその内容は、いらんことだつたり、今急ぐことでなかったり、まるで肝心なことは後回しということです。これでは、復興が遅れても仕方がないでしょう。
数の暴力、その上野党がまとまらないというか、このままでは、安倍政権の暴挙に日本はにっちもさっちもいかなくなる日がくるとしか思われません。

私の個人的なことですが、元民主党官房長官を務めた仙谷由人氏のフアンで、彼が徳島から国会議員を目指した時から応援してきました。それは、この方なら、野党であっても与党であっても、どんな時でも、日本の国のことをまず考える人であるし、何事も徹底的に研究したり分析したりする能力と、間違ったことには、怒り喰ってかかる弁を持つインテリであることに惚れたからです。
このような議員は、自民党としては、すごく煙たい存在でしたから、総選挙前には、【仙谷を何としても落とせ】ということで一致、徳島県内は、驚くようなひどい噂が流され、全く予期しない結果となって落選させられました。自民党の選挙網というのはすごいものがあります。
仙谷危ないという噂がたちますと、元自民党の大物議員や、被災地からは町長さんらが、「仙谷さんは落としてはならぬ」と、応援に駆けつけてくださいましたが、応えませんでした。
仙谷さんが、被災地にどれだけ真剣に取り組んだか、私たちは知らされていませんでしたが、応援にきてくださった方たちから、真実を聞かされました。やはり、心底罹災者、罹災地のことを考えての行動でしょう。
いくら流れが民主党に背が向けられたにしても、そうした自民党の『仙谷落とせ』のコールがなければ、常識ある県民は、仙谷氏を落とすようなことはしなかったと思います。この期にいたって、腰折れのように言われている民主党に、仙谷氏がいたなら、と残念でなりません。

とにもかくにも、1日も早い復興、罹災者一人ひとりの苦労と悲しみを早く何とかしてあげてほしいと願っています。

 

2 件のコメント:

  1. 選挙は勝ってなんぼ。、色々ありますがそこをなんとか勝たなければ・・・阿部さんは危ないなあ、と私も思います。被災地に冷たいのは事実のようです。国民は見ていますよ。

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  2. 選挙は、自分で考えて投票しなくてはね。頼まれたから入れるなんて言ってたら、いつまでたっても、自民党と公明党しか入れられない人、たくさん出てくるわ。(笑) 

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