最近の大消費型社会から、自然と共存できる社会を!ということが、よく言われています。そして、そのお手本を、江戸時代の暮らしに例えているのを読みました。そもそも江戸の暮らしぶりとは……。
・太陽に合わせた生活。……蝋燭を倹約するために、町人は、日の出、火の入りに合わせて寝起き。日の長さの変動に合わせて、時を刻む鐘は、15日おきに補正されていたのです。
・天下泰平……時代劇に出てくるような辻斬りや泥棒は、滅多になく、平和な街だったようです。お使いに出た丁稚どんが、財布をそこらに放り出して道草していても、安全だったといいますから、今とは大違いです。
・循環型の暮らし……布、紙、食品から人糞まで、徹底的に回収し、再利用され「捨てるものがない社会」と称されたのが江戸の社会とか。街には延長80キロの上水網が張り巡らされ、水源の河川の水質は、厳格に管理されていました。
・祭りを楽しむ……江戸の祭りは、天下祭と呼ばれるほど、市民は熱狂。もりあがっていました。
・粋な食文化……絢爛豪華な元禄文化から打って変わって、江戸中期からは、そば・てんぷら・寿司などの屋台が大流行しました。手ごろな価格でたべられた庶民の食文化です。
といったようなことが、「いきいき」という雑誌に載っていました。まあ、今の私たちの生活を江戸時代にはもどせませんが、心して、暮すことは出来そうです。現に、再生可能なモノの回収には、こまめにやっています。紙なども、小さなレシート1枚でも、集めて捨てませんから。(笑)
着る物も汚れたら洗い張りして仕立て直し、不要になったら古着屋へ・・・。貰い物が余ったら献残屋と言う処が引き取ってくれたそうですね。
返信削除実際、大正時代でも残飯屋はあったそうです。社会の仕組みも人間の心構えも違っていたんでしょうね。残り物を利用したり、痛んだ服を治したりは、今でも出来そうな感じなんですけど・・・ミシンもお蔵入りですね。
今の経済の仕組みでは、むかしのような流通では、つぶれてしまう会社がぞくぞく出てくるのでしょうね。何しろ衣類だつて、使い捨てなので、どんどん生産されているんですもの。
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