2014年3月8日土曜日

ソチパラリンピック


ソチパラリンピックが始まりましたが、何となく、盛り上がらないのか、NHKTV局などは、しきりに宣伝していましたが、オリンピックほどの情熱は感じられません。無理も無いと思います。障害を持った方たちへの理解があっても、競技そのものに、あまり興味がわいてこないのでしょう。
こういう私も、スポーツにはあまり縁のない者ですから、オリンピックは何とか興味のあるものは観ていたのですが、パラリンピックは、ほとんど観ていません。身体の不自由な方が、一生懸命に練習して、立派な成績を挙げるということは、オリンピックの選手以上に大変なことと思うのです。しっかり応援してあげたいと思うのですが、オリンピック同様、観ることには、力が入りません。

昔、徳島県で国体が開かれたことがありました。TVでは、何日間かは、国体の競技場から、いろいろな競技の放映をしていました。そのあと、やはり、障害者の国体が行われましたが、その放送は、何一つ有りませんでした。当時私は障害児教育にのめり込んでいたものですから、それはとても不服でした。障害者の家族にとっても不満だったと思います。
帰ってきた夫にそのことを言いますと、夫は気が短いものですから、NHKに電話をして喧嘩していました。徳島の局は、上からの指示がなかったので、と言い訳をしたものですから、「指示がなければ、こっちから言えんのかっ。障害者差別とちがうのか」と怒鳴り、更に東京のNHKにまで電話をして怒鳴っていました。()

まだまだ、障害者に対する差別意識があった時代でした。だんだんと意識が変わってきましたが、どんなに呼び名が変わっても、学校名が変わっても、健常者の気持ちが変わらなければ、何にもなりません。特に障害を持つ子どもたちを傷つけるような言葉や動作があってはならないと思います。

2 件のコメント:

  1. 仕方がないですね。私は差別を受けた側ですから、そう言えます。

    私の子や孫はみんな障碍者に関係のある職種につきました。役所の医療介護課、養護学校教諭、言語聴覚士、介護福祉士、と言う風に、自然にそうなりました。普通の会社に就職したのが一人、創薬研究所に一人、とそんな具合です。これは理屈じゃないですね。

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    1. その通りと思います。私も小児麻痺で足の悪くなった妹もいますし、障害者が虐められるのも、見てきました。そうした体験は、やはり理屈じゃないですね。

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