2013年1月1日火曜日

初春


明けましておめでとうございます。
旧年中は、この拙いブログを読んでいただきまして、どうもありがとうございました。
本年も、よろしくお願い申し上げます。

……と、ありきたりの新年のご挨拶でございますが、新しい暦を掛け替えて迎える元日は、いくつになっても気持ちがピンとしてくるものです。

今朝は、青空の広がる気持ちのいい朝でした。この何年か前からは、残り人生を逆算するような気持で、あと何回迎えられるのか、などと思う元旦ですが、それだからこそ、何とも言えない感動が身内にあって、朝の光に手を合わしてしまいます。

それは何も神だの仏だのというような信仰心というものではないのですが、生かされていることへの感謝というか、謙虚な気持ちといったものだと思います。

今年の年賀状にも書かせて頂いたのですが、私の人生は、特別に輝いているものでも、立派なものでもありませんが、人生という縦糸に、きめ細やかに多くの友人知人が横糸として関わってくださっていて、そのおがけで、高齢な私ですが、何とか寝込むこともなく好きなことに打ち込めてきたと思っております。人間は、人と人の関わりの中で、幸せも成長もあることを、しみじみと感じております。

もう、【人のふり見て我がふり直す】ことが難しい齢となりましたし、自分を正しく見つめることもおぼつかなくなりましたが、これからも、何かとご指導いただけますよう、よろしくお願いいたします。

今年もお屠蘇を口にしながら、家族全員でお正月を祝うことが出来る幸せを噛みしめました。もう、元日の式典をする学校も職場もほとんどなくなっていますから、ゆっくりと家族揃って祝うことができます。昔は、四方拝と言って、学校では式がありました。子ども心にも、女の先生たちが、普段見そめぬ着物袴姿で、私たちの前に立たれることがもの珍しく思ったものでした。
 
戦後も暫くはそうしたことが行われたのですが、いつの間にか、消えてしまいました。そして、「年の始めのためしとて 終わりなき代の目出度さを 松竹たてて門ごとに 祝う今日こそ楽しけれ」という祝賀の歌も、遠くなっていきました。厳粛な式でしたが、どんな式よりも楽しかったように思います。ふと、懐かしく思い出しました。

4 件のコメント:

  1. おめでとうございます。また、年を取るわけですが、お正月ですから、やっぱりおめでたいんですよね。

    今日は次女1家が、お節を持ってきてくれました。勿論、ここでも、それなりのものは出るのですが、娘は私の流儀をしっかり引き継いでいますので、懐かしい料理です。明日は西宮から長女1家が来る予定です。

    今年もどうぞお元気で、いい文章を沢山読ませてくださいませ。

    返信削除
    返信
    1. mimiさん、いいお嬢さんをお持ちで幸せですね。
      おせちは、やはり、我が家の味が最高ですよ。
      私の【煮物】の腕も、まだたしからしく、「美味しい」と言ってもらいました。(笑)

      今年も、何とかブログを続けます。あまりいい文章は書けませんが、自然体で、書き流してまいります。よろしくご指導ください。

      削除
    2. 明けましておめでとうございます。
      大掃除をしてたら、劇団の第2回公演の
      パンフレットが出てきて、ゴマメさんの写真を
      初めて拝見しました。教育者らしいお顔立ちですね。

      ネットで著書が中古で販売されているのを見つけ、アマゾンを
      通じて書店に注文しました。後で調べると鳴門市の
      書店でした。届いたら今年初めての読書をさせてもらいます。

      削除
    3. bagusさん。いつも拙いブログを読んでいただき、ありがとうございます。

      パンフレットお持ちだったんですか。お恥ずかしい。

      教育者らしからぬ顔と思っていたのですが。(笑)

      ネットで著書?……もしかして「お馬の……」でしょうか。
      多分、期待はずれと思いますが……。(^^;;

      削除